[調査・レポート]

国内BPOサービス市場はコロナ禍の影響で成長率は鈍化傾向─IDC

2022年5月11日(水)IT Leaders編集部

IDC Japanは2022年5月10日、国内ビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)サービス市場の予測を発表した。2021年の同市場は前年比5.1%増の8856億円で、2021年~2026年の年間平均成長率(CAGR)は3.9%、2026年の同市場規模は1兆717億円と予測している。

 IDC Japanは、国内ビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)サービス市場の予測を発表した(図1)。2021年の同市場は前年比5.1%増の8856億円で、2021年~2026年の年間平均成長率(CAGR)は3.9%、2026年の同市場規模は1兆717億円と予測している。

図1:国内BPOサービス市場の支出額予測:2021年~2026年(出典:IDC Japan)図1:国内BPOサービス市場の支出額予測:2021年~2026年(出典:IDC Japan)

 人事分野(国内人事BPOサービス市場)の2021年の前年比成長率は4.7%だった。「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大が、福利厚生領域のトランザクション型の売上やSMB(中堅・中小企業)の新規顧客開拓に悪影響を及ぼした。市場は回復傾向にあるが、感染拡大前の成長水準にまでは戻っていない。2022年以降も予測期間にわたってこの傾向が継続し、堅調な成長は確保するものの、感染拡大前と比べると低い成長率にとどまる」(同社)。

 カスタマーケア分野(国内カスタマーケアBPOサービス市場)の2021年の前年比成長率は5.5%だった。「COVID-19の感染拡大で、各種給付金やワクチン接種対応などのスポット案件が増加したのに加え、業務のオンライン化やECへの取り組みに伴うコールセンター強化などの動きも見られ、これらが市場の成長に寄与した。2022年以降、スポット案件の部分は徐々に縮小していくものの、全体では予測期間を通じて堅調な成長は維持する」(同社)。

 財務/経理分野(国内財務/経理BPOサービス市場)の2021年の前年比成長率は4.2%だった。「COVID-19の感染拡大にも後押しされて、デジタルトランスフォーメーション(DX)の一環としての高度なBPOサービスや、グローバルに統合された包括的なBPOサービスの需要が拡大している・2022年以降もこの傾向は続き、他の領域に比べれば成長率は低めではあるものの、予測期間を通じて安定してプラス成長を維持する」(同社)。

 調達/購買分野(国内調達/購買BPOサービス市場)の2021年の前年比成長率は4.8%だった。「間接材は、COVID-19感染拡大の影響でオフィス商品の取引量が減少した一方、感染対策商品の取引量は増えており、これがトランザクション型の売上を支えた。一方、直接材は、DXの一環としてのBPOサービスの活用に取り組む企業が増えた。2022年以降もこの傾向が継続し、予測期間にわたって堅調な成長を維持する」(同社)。

 今回の発表は、IDC Japanが発行した「国内ビジネスプロセスアウトソーシングサービス市場予測、2022年~2026年」で詳細を報告している。同レポートでは、国内ビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)サービス市場の概況や動向を分析し、セグメント別に市場予測をまとめている。

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