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叙々苑、受発注・請求業務をクラウド化、1日1000枚の納品書を10枚に削減

2022年6月21日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

焼肉店チェーンの叙々苑(本社:東京都港区)は、受発注業務と請求業務にクラウドサービスを導入した。これにより、1日あたり約1000枚あった紙の納品書を10枚まで減らした。インフォマートのクラウドサービス「BtoBプラットフォーム 受発注」と「同 請求書」を利用している。インフォマートが2022年6月21日に発表した。

 首都圏を中心に全国68店舗の焼肉レストランを運営する叙々苑が、受発注業務と請求業務にクラウドサービスを導入した。これにより、1日あたり約1000枚あった紙の納品書を、10枚にまで減らした。受発注と請求を電子化する手段として、インフォマートのクラウドサービス「BtoBプラットフォーム 受発注」および「BtoBプラットフォーム 請求書」の利用を始めた。

 叙々苑によると、これまで仕入れ先への食材の発注業務にファクスを使っており、発注書、納品書、請求書などは紙ベースだった。このため、仕入れの管理や請求管理に手間やコストがかかっていた。請求書も、毎月約500社から紙の請求書が届いており、これを担当者2人で処理していたため、会計システムへの入力や照合に多くの時間がかかっていたという。

 BtoBプラットフォーム 受発注を導入したことで、全店で毎日約1000枚あった紙の納品書を10枚にまで減らした。ファクス発注の場合に発生しうる人的ミスを選らし、請求処理についても、請求書が紙でなくデータで届くことによって、仕入れデータとの照合作業の効率が上がった。食材の仕入れ以外の経費についても、BtoBプラットフォーム 請求書の導入により、照合や会計データ入力の手間を減らしている。

 叙々苑は今後、現場の負担となっている他の業務についても効率化を進めるとしている。

 なお、BtoBプラットフォーム 受発注は、外食・給食・ホテルなどのユーザーと、その取引先である卸・メーカーとの間で、受発注・請求業務が行えるクラウドサービスである。日々の受発注から請求処理までを電子データ化し、計数管理を一元化する。一方のBtoBプラットフォーム 請求書は、これまで紙ベースで行われていた請求書のやり取りを電子化するクラウドサービスである。発行する請求書だけでなく受け取る請求書や支払金額の通知なども電子化する。

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