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NRI、「OCI Dedicated Region」を東京に加えて大阪データセンターに導入、DR環境が稼働

2022年6月22日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

野村総合研究所(NRI)は、東京データセンターに次いで大阪データセンター内に「OCI Dedicated Region」を導入した。ユーザー企業のデータセンターをOracle Cloudのリージョンとして利用できるサービスである。両データセンターにまたがったOracle Cloud環境を使って、資産運用会社の業務運用を支援するサービス「T-STAR」のシステム基盤と災害復旧(DR)環境を稼働させた。日本オラクルが2022年6月22日に発表した。

 Oracle Cloudには、ユーザー企業のデータセンターをOracle Cloudのリージョンとして利用できるサービス「OCI Dedicated Region」がある。Oracle Cloudで提供しているサービス群を、オンプレミスのデータセンター上で利用可能である。グローバルの第1号ユーザーが野村総合研究所(NRI)である(関連記事野村総研、Oracle Cloudをオンプレミスに導入し金融サービスのガバナンスを確保)。

 NRIは、2020年にOCI Dedicated Regionを東京データセンターに導入。2021年7月に投資信託の窓販業務アプリケーション「BESTWAY」を稼働させた。2021年10月には、東京に加えて大阪データセンターにもOCI Dedicated Regionを導入。2022年4月、資産運用会社の業務運用を支援するサービス「T-STAR」のサービス基盤を東京データセンターで、T-STARのDR環境を大阪データセンターで稼働させた。

 DR環境によって可用性を高めた。東京データセンターと大阪データセンターの2拠点を結ぶデータ同期には、Oracle Cloudが提供する広域バックボーン回線を利用して遅延時間を抑えた。また、データベース「Oracle Exadata Database Service」で利用可能なデータレプリケーション機能「Oracle Data Guard」を活用してデータを複製している。障害時には本番と複製を切り替えることによって、停止時間を極小化する。

 NRIは、T-STARをOracle Cloudに移行し、データベースにOracle Exadata Database Serviceを活用することで、処理性能を向上させ、夜間バッチに要する時間を短く抑えた。また、Oracle Exadata Database Serviceのオンラインスケーリング機能を活用することで、システム負荷の増減に対して柔軟に対処できるようにした。

 Oracle Cloudの採用により、開発者にサーバーリソースを提供する速度も向上した。開発環境のアジリティが高まった。本番環境のデータを利用したテストデータの作成には、異機種データベース間のデータ統合/レプリケーションソフトウェア「Oracle GoldenGate」を活用し、開発サイクルを迅速化した。

 なお、NRIは、システム運用に必要な機能をクラウド型で提供する同社のサービス「mPLAT」のOracle Cloud連携も強化した。データベースサービスやローコード開発サービスのメトリクス監視とアラート監視、ログ通知サービスと連携したログ監視、Oracle Exadata Database Serviceに対してのエージェントレス監視機能とジョブ制御機能などを追加した。

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