ネットワーク関連の検定試験を運営する一般社団法人日本ネットワーク技術者協会は2022年8月25日、「IPv6基礎検定ベータ試験」を同年10月9日に実施すると発表した。初級ネットワークエンジニアとネットワーク運用管理者を対象にIPv6の基礎的な知識を問う試験である。設問数は40問で、70%正解で合格する。本試験は2023年3月から実施する。
日本ネットワーク技術者協会は、2023年3月よりIPv6の検定試験を開始する。基礎レベルの「IPv6基礎検定」と上級レベルの「IPv6上級検定(仮称)」の2つのグレードを用意する。今回、IPv6基礎検定のベータ試験の日程と、出題範囲ごとの出題数を発表した(図1、関連記事:IPv6の基礎的な知識を問う「IPv6基礎検定」、日本ネットワーク技術者協会が2023年3月に開始)。
IPv6基礎検定ベータ試験の実施日は、2022年10月9日で、試験時間は14時30分から15時30分までの60分間。試験会場は、コワーキングスペース茅場町 Co-Edo(東京都中央区)。受験料金は5000円(税別)で、Peatixの申し込みページから申し込む。
主教材は『プロフェッショナルIPv6第二版』(ラムダノート)で、電子書籍(PDF形式)をダウンロードできる。IPv6基礎検定ベータ試験は、主教材での想定学習時間として約40時間を想定している。なお、今回ベータ版を開始するIPv6基礎検定に加えて、IPv6上級検定でも同じ主教材を使用する予定である。
表1は、日本ネットワーク技術者協会が公開しているIPv6基礎検定の例題である。
問題と解答 | 選択肢 |
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問1:Router Solicitationに対する応答ではなく、ルータから定期的に送信されるRouter Advertisementの宛先はどれか(正解は3) |
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問2:IPv6に関する記述のうち、適切なものを1つ選択せよ(正解は2) |
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●Next:IPv6基礎検定における主教材からの出題範囲と出題数
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