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CTC、ライフサイエンス分野向けデータ統合基盤「Tetra Data Platform」を販売

実験機器の出力データを集約してJSON形式に変換

2022年9月12日(月)IT Leaders編集部

伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は2022年9月9日、クラウド型データ統合プラットフォーム「Tetra Data Platform」(開発元:米テトラサイエンス)を販売開始した。実験機器ごとに異なる拡張子やフォーマットで出力されるデータを、汎用的なデータフォーマットに変換して統合する。創薬におけるデータ活用など、ライフサイエンス関連の企業や研究機関を中心に販売する。価格は1億円からで、3年間で10億円の販売を目指す。

 伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)が販売する「Tetra Data Platform」(開発元:米テトラサイエンス)は、創薬におけるデータ活用など、ライフサイエンス関連の企業や研究機関に向けたクラウド型データ統合プラットフォームである(図1)。

図1:Tetra Data Platformの概念図(出典:米テトラサイエンス)
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 ライフサイエンスの分野において実験機器ごとに異なる拡張子やフォーマットで出力される実験データを一元的に集約し、汎用的なデータフォーマットに変換して統合する。データを統合することで、探索や分析、レポートを含めた様々な場面でデータを活用しやすくなる。

 データフォーマットには、他システムとのデータ連携用途で一般的なJSON(JavaScript Object Notation)形式を採用。データの取得や統合、欠損などの品質を確認する処理を自動化でき、データの信頼性向上にもつながる。また、実験機器からデータを取得する際の接続方法についても、200種類以上を標準で用意した。実験機器ごとに新しく開発する必要がない。

 CTCは、ライフサイエンス分野で医薬品の開発を長年支援してきた経験とノウハウを活かして、実験機器との接続やデータ処理のワークフロー設計、実験データを活用するための解析ツールや電子実験ノートなどのアプリケーションとの連携を支援する。

 「近年、製薬の分野では、医薬品の候補となる化合物の安全性や有効性などを多面的に評価するため、数百種類に及ぶ実験機器を使って研究を進めている。しかし、出力されるデータは実験機器ごとに接続方式や拡張子、フォーマットなどが異なっている場合が多く、研究者は実験データの取得・整形・統合を手作業で行っている」(CTC)。

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TetraScience / CTC / ライフサイエンス / 製薬 / ヘルスケア / JSON

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