[市場動向]
「Python 3 エンジニア認定実践試験」を全国300カ所で開始
2022年10月14日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)
一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会は2022年10月14日、「Python 3 エンジニア認定実践試験」を同年11月29日に全国で開始すると発表した。同年11月15日より申し込み受付を開始する。既存の認定試験「基礎試験」および「データ分析試験」に次ぐ3つ目の試験となる。全国300カ所のオデッセイ コミュニケーションズCBTテストセンターで実施する。これまでベータ試験を東京(同年2月)と全国(同年5月)で実施し、今回正式版を開始する。
Pythonエンジニア育成推進協会が実施する「Python 3 エンジニア認定実践試験」は、Python言語のエンジニア認定試験の1つである。Pythonを使って仕事をしているエンジニアを対象に、Pythonを実践的に使っていくうえで重要な、Phthonの仕様やライブラリの使い方を問う。
同協会が実施する3つめのPython言語に関する試験である。これまで、文法の基礎を問う「基礎試験」とデータ分析の基礎や方法を問う「データ分析試験」を初学者向けに提供してきた。今回の実践試験は、経験を積んだエンジニアに向けた上位試験という位置付け。
実践試験としては、正式試験に先立つベータ試験を東京と全国で実施済み(関連記事:「Python 3 エンジニア認定実践試験」のベータ試験を全国300カ所で開催)。今これを受けて2022年11月29日、新たに正式版の試験を開始する。
試験方式はコンピュータ上で実施するCBT(Computer Based Testing)形式。試験会場は全国のオデッセイコミュニケーションズCBTテストセンター。問題数は40問(すべて選択問題)。合格ラインは正答率70%(700点)。受験料(税別)は1万2000円。オデッセイ コミュニケーションズのWebページから申し込む(申し込み開始は同年11月15日)。
主教材(教科書)『Python実践レシピ』(技術評論社)から、表1の範囲と割合で出題する。
| 章 | タイトル | 問題数 | 問題割合 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 1章 | Pythonの環境 | 1 | 2.5% | |
| 2章 | コーディング規約 | 2 | 5.0% | |
| 3章 | Pythonの言語仕様 | 7 | 17.5% | |
| 4章 | Pythonのクラス | 3 | 7.5% | |
| 5章 | タイプヒント | 2 | 5.0% | 5.2 mypyは除く |
| 6章 | テキストの処理 | 4 | 10.0% | |
| 7章 | 数値の処理 | 0 | 0.0% | 出題なし |
| 8章 | 日付と時刻の処理 | 2 | 5.0% | 8.4 dateutilは除く |
| 9章 | データ型とアルゴリズム | 5 | 12.5% | 9.3 bisectは除く 9.5 pprintは除く |
| 10章 | 汎用OS ・ランタイムサービス | 2 | 5.0% | |
| 11章 | ファイルとディレクトリへのアクセス | 2 | 5.0% | |
| 12章 | データ圧縮とアーカイブと永続化 | 0 | 0.0% | 出題なし |
| 13章 | 特定のデータフォーマットを扱う | 2 | 5.0% | 13.3 configparserは除く 13.4 PyYAMLは除く 13. 5 openpyxlは除く 13.6 Pillowは除く |
| 14章 | インターネット上のデータを扱う | 2 | 5.0% | 14.3 Requestsは除く 14.5 emaiは除く |
| 15章 | HTML/XMLを扱う | 0 | 0.0% | 出題なし |
| 16章 | テスト | 3 | 7.5% | 16.4 pytestは除く 16.5 pydocは除く |
| 17章 | デバッグ | 2 | 5.0% | 17.3 tracebackは除く |
| 18章 | 暗号関連 | 1 | 2.5% | 18.3 cryptographyは除く |
| 19章 | 並行処理、並列処理 | 0 | 0.0% | 出題なし |

































