NTTデータ先端技術は2022年10月12日、業務フロー自動化クラウドサービス「Workato(ワーカート)」(開発元:米Workato)を提供開始した。複数のアプリケーションを連携させて業務プロセスを自動化する。Workatoのライセンス販売に加えて、導入支援や運用サポートなどのSIサービスも提供する。販売目標として、2025年までに関連サービス含めて累計10億円を掲げる。
NTTデータ先端技術が販売を開始した「Workato(ワーカート)」(開発元:米Workato)は、複数のシステム/アプリケーションを連携させて、これらを組み合わせた業務プロセスを自動化するiPaaS(Integration Platform as a Service)である(関連記事:iPaaS「Workato」が日本法人設立、複数システム連携による自動化ワークフローをGUIで作成)。同社は、Workatoのライセンス販売に加えて、導入支援や運用サポートなどのSIサービスも提供する。
複数のアプリケーションを連携させた業務プロセスのテンプレートをノーコード/ローコードで開発できる。連携させるアプリケーションを選択し、実行のキッカケとなる「トリガー」を選択し、条件やルールが必要な場合は設定し、アクションを設定するだけでテンプレートが完成する。また、ユーザーコミュニティを介して22万本以上の作成済みのテンプレートを入手して再利用可能である。
業務フロー内で外部のサービスと連携するためのコネクタ(API)を1000本以上標準で装備している。標準で、著名なクラウドサービスにAPIで接続するコネクタを提供する。APIで接続することから、クラウドサービスの画面に変更が発生しても業務フローには影響を与えずに済む。ユーザーみずからコネクタを定義/作成することも可能である。
各種のコミュニケーション/チャットツール(Slack、Microsoft Teams、Workplace from Meta)とも連携する。業務フローを自動化する中で、人の判断が必要になるケースにも、チャットへの入力によって対処できる。例えば、担当者を自動的かつ機械的に決められない場合に、チャットを介して担当者を割り当てる、といった使い方が可能である。