メソドロジックは2022年11月29日、リバースETLサービス「Hightouch」(開発元:米Hightouch)を販売すると発表した。データウェアハウス(DWH)のデータをSaaS型の業務アプリケーションに同期するクラウドサービスである。リバースETLとは、DWHに処理後のデータを集める通常のETLとは逆に、DWHで分析した結果を再び業務アプリケーションに同期する仕組みを指す。
メソドロジックが販売する「Hightouch」は、米Hightouchが開発・提供する“リバースETL”ツールのクラウドサービスである。データウェアハウス(DWH)のデータをSaaS型の業務アプリケーションに同期する。
リバースETLとは、DWHに処理後のデータを集める通常のETL(抽出/変換/ロード)とは逆に、DWHで分析した結果を再び業務アプリケーションに同期する仕組みを指す(図1、関連記事:メソドロジック、クラウド“ELT”ツール「Fivetran」を販売、データソースの変更をDWHに自動同期)。
図1:Hightouch製品が提供するリバースETL機能の概要(出典:メソドロジック) データソースとして、DatabricksやSnowflakeなど15種類のDWHへの接続に対応する。データの同期先として、Salesforceなど125種類のSaaS型業務アプリケーションに接続可能である。SQLを定義する、または既存のdbt(データ変換ツール)やLooker(BIツール)のモデルを定義することで、フィールドをマッピングして同期処理を実行する。
「従来、DWHからSaaSサービスにデータを戻す場合、データエンジニアが各種SaaSのAPIを調査して個別に実装する必要があり、多くの時間を要していた。さらに、接続するSaaSサービスが増えれば、そのつど接続に手間が発生し、メンテナンス対応が増大する要因となっていた。Hightouchを使うと、こうした手間が減る」(メソドロジック)
SQLのスキルを持たない業務部門の担当者でも、DWHからデータを抽出できるようにする機能「Hightouch Audiences」も備える。従来は、DWHからSQLを用いてCSV形式で抽出したうえで、メールやマーケティングツールにアップロードする必要があったが、こうした作業を不要にする。
DWH内のデータをトリガーに、チームメンバーや顧客に対して通知を行う機能「Hightouch Notify」も提供する。各種メッセージ製品(Slack、Microsoft Teams)を介してDWH上のデータに関する最新情報を入手可能になる。
メソドロジック / Hightouch / ETL / データプレパレーション / SQL / Databricks / Snowflake / DWH
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