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メソドロジック、クラウド“ELT”ツール「Fivetran」を販売、データソースの変更をDWHに自動同期
2022年10月28日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)
メソドロジックは2022年10月26日、クラウド型ELTツール「Fivetran」(開発元:米Fivetran)の販売を開始した。一般的なETL(抽出/変換/ロード)ツールとは異なり、ELT(抽出/ロード/変換)のプロセスでデータソースから抽出したデータをデータウェアハウス(DWH)に自動で同期する。メソドロジックは、Fivetranのライセンス販売に加えて、導入支援サービスを提供する。
メソドロジックが販売する「Fivetran」は、米Fivetranが開発したクラウド(SaaS)型の“ELT”ツールである。一般的なETL(抽出/変換/ロード)ツールとは異なり、ELT(抽出/ロード/変換)のプロセスでデータソースからデータを抽出し、データウェアハウス(DWH)に自動で同期する(関連記事:メソドロジック、“リバースETL”ツール「Hightouch」を販売、DWHから分析結果をアプリケーションに同期)。
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200種類以上の主要なデータソースに対して、接続検証済みの環境をコネクタとして用意している(表1)。データの反映先に、Google BigQuery、Amazon Redshift、Snowflakeなど各種のDWHを利用可能である。
独自のELT(抽出/ロード/変換)プロセスに基づき、データの変換はDWH側が行う。抽出したデータをそのままDWHに登録することで、絶え間なく変化するデータソースに適応したデータパイプラインを構築できる。
データソースの変更を自動で検知して、DWHと同期する。同期処理にエラーが発生した際には再試行する。「従来のETL処理は、ソースデータに追加、削除、編集といった変更が加わるとスキーマが変わり、ETLで開発をしているプログラムを修正する必要があるなど、手間がかかっていた」(同社)という問題を解決する。