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デロイト トーマツ、AIガバナンス体制構築コンサルティングで「Robust Intelligence」を導入支援

2022年12月5日(月)IT Leaders編集部

デロイト トーマツ リスクアドバイザリーは2022年12月2日、企業のAI活用におけるリスク低減を目的に、AIガバナンス体制の構築を支援するコンサルティングサービスを拡充すると発表した。企業の健全なAIモデル運用を支援するツール「Robust Intelligence Platform」(米Robust Intelligence製)の導入を支援する。AI活用のための人材育成も支援する。

 デロイト トーマツ リスクアドバイザリーは、企業のAI活用におけるリスク低減を目的に、AIガバナンス体制の構築を支援するコンサルティングサービスを拡充する。企業の健全なAIモデル運用を支援するツール「Robust Intelligence Platform」(米Robust Intelligence製)の導入を支援するほか、AI活用のための人材育成も支援する。

 Robust Intelligence Platformは、AIのリスクを管理するためのツールである。AIの開発時に、マシンラーニング(機械学習)モデルやデータに潜むリスクやバイアスを発見し、運用時の重大なエラーを引き起こす可能性のあるリスクを自動検知/テストする(図1)。

図1:Robust Intelligence Platformの概念図(出典:米Robust Intelligence)
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 デロイト トーマツ リスクアドバイザリーは、Robust Intelligence Platformの導入支援に加えて、AIに関する国内外の規制・ガイドライン対応やAIガバナンス体制の構築・高度化、AI活用のための人材育成支援まで、幅広いアドバイザリーサービスを提供する。

 同社はサービス提供の背景として、AIのビジネス実装が広まるにつれ、AIの暴走による事故や倫理的問題が発生していることを挙げる。「自動運転AIの誤動作や人材採用AIの差別的予測、プライバシー侵害など、AIの活用に伴うリスクが広がっている。サービスが停止に追い込まれたケースや、当局による調査を受けたケースも発生している」(同社)。

 同社は、これらのAIリスクへの対策として、各国政府機関でAIに関する法令規制の整備が進められているとして、「企業は、AIの社会的責任(Responsible AI)を経営課題として認識したうえで、AIリスクの管理を実現するAIガバナンスを構築する必要がある」と指摘する。

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