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データ転送ツール「ZiDOMA sync」、独自の差分抽出技術と並列処理で高速に転送

2023年2月10日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ARアドバンストテクノロジ(ARI)は2023年2月10日、データ転送ソフトウェア「ZiDOMA sync」を提供開始した。オンプレミスのストレージやクラウドストレージの間で、データ転送やバックアップを高速に実行する。独自の差分転送技術や転送処理の並列実行によって転送時間を抑えている。

 ARアドバンストテクノロジ(ARI)の「ZiDOMA sync」は、オンプレミスのストレージやクラウドストレージの間で、データ転送やバックアップを実行するデータ転送ソフトウェアである。独自の差分転送技術や転送処理の並列実行によって転送時間を抑えている(図1)。

図1:高速データ転送ソフトウェア「ZiDOMA sync」の概要(出典:ARアドバンストテクノロジ)
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 オンプレミスのストレージ(NTFS)やファイルサーバー(CIFS)、主要なクラウドストレージ(Google Drive、OneDrive、SharePoint Serverなど)のデータを転送可能である。利用可能なストレージを順次拡大している(図2)。

図2:ZiDOMA syncがアクセス可能なデータ移行元/移行先ストレージ(出典:ARアドバンストテクノロジ)
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 特徴の1つは、データ転送時間を抑える工夫として、独自の差分転送技術を採用したこと。通常の差分転送では、ストレージの全データをスキャンし、スキャン結果を前回のスキャン結果と比較して差分情報を生成する必要がある。これに対してZiDOMA syncは、ストレージの全データをスキャンすることなく差分を抽出する。この差分抽出技術はNTFSストレージで利用可能である(図3)。

図3:ZiDOMA syncが備える差分転送技術の概要(出典:ARアドバンストテクノロジ)

 このほかの特徴として、アクセス権限や、ファイル/フォルダの更新日時、所有者などのメタデータも移行する。データ転送時に移行元のアクセス権限を読み取って移行先に設定可能である。特定のユーザーだけにアクセスを許可していた場合、移行先でも同様のアクセス制限を維持できる。

 「オンプレミス環境からクラウドにデータを移行する需要や、複数クラウドのデータを一元化する需要が発生している。しかし、大規模データの移行には多大な時間とリソースが必要になる。ZiDOMA syncは、独自の差分転送処理などでデータ転送の時間を短縮する」(ARI)

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ARアドバンストテクノロジ / ファイルサーバー / クラウドストレージ / CIFS / NTFS

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