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[調査・レポート]

右肩上がりが続く国内ローコード/ノーコード開発市場、2026年には2021年の2倍超へ─ITR

2023年2月15日(水)IT Leaders編集部

アイ・ティ・アール(ITR)は2023年2月14日、国内のローコード/ノーコード開発製品・サービス市場規模の推移と予測を発表した。2021年度の売上金額は前年度比18.6%増の611億6000万円だった。市場に影響力を持つ上位ベンダーをはじめ、同市場を構成するベンダーの8割超が2ケタ以上の伸びを示して好調が続いている。今後もCAGR(2021~2026年度)16.8%で成長し、2026年度は1300億円を上回って2021年度の2倍超の市場規模に拡大すると予測している。

 アイ・ティ・アール(ITR)は、国内のローコード/ノーコード開発製品・サービス市場における規模の推移と予測を発表した。2021年度の売上金額は前年度比18.6%増の611億6000万円だった。市場に影響力を持つ上位ベンダーをはじめ、同市場を構成するベンダーの8割超が2ケタ以上の伸びを示して好調が続いている。今後もCAGR(2021~2026年度)16.8%で成長し、2026年度は1300億円を上回って2021年度の2倍超の市場規模に拡大すると予測している(図1)。

図1:ローコード/ノーコード開発市場における規模の推移と予測(2020~2026年度予測)(出典:アイ・ティ・アール)
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 「業務アプリケーションを広範かつ迅速に開発するツールとして、ローコード/ノーコード開発ツールに注目する企業が増えている。デジタルトランスフォーメーション(DX)や業務改革の推進にあたっては、保有するデータの活用を促進して事業をより活性化させる目的で、アプリケーション開発需要が高まっている」(ITR)

 ITRは、ローコード/ノーコード開発ツールの提供形態について、「各種システムのクラウド化が進んでいることを背景に、これらと親和性の高いクラウドサービスの需要が特に高い」と説明。一方、パッケージ製品については、「基幹システム周辺のアプリケーション開発において需要が大きいことから、継続して一定の導入が見込まれる」としている。

 「従来は、基幹系システムのユーザー画面や情報系システムにローコード/ノーコード開発ツールを適用することが多かった。現在は、基幹系システムそのものや、DXのためのアプリケーション新規構築に適用する企業が増えている。ローコード/ノーコード開発ツールを適用する業務やシステム領域が広がっていくことは間違いない」(同社)

 発表は、ITRの市場調査レポート「ITR Market View:ローコード/ノーコード開発市場2023」に基づいている。同レポートには、ローコード/ノーコード開発市場を構成する国内22ベンダーへの調査から、2020~2021年度売上げ実績および2026年度までの売上げ予測を掲載している。

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右肩上がりが続く国内ローコード/ノーコード開発市場、2026年には2021年の2倍超へ─ITRアイ・ティ・アール(ITR)は2023年2月14日、国内のローコード/ノーコード開発製品・サービス市場規模の推移と予測を発表した。2021年度の売上金額は前年度比18.6%増の611億6000万円だった。市場に影響力を持つ上位ベンダーをはじめ、同市場を構成するベンダーの8割超が2ケタ以上の伸びを示して好調が続いている。今後もCAGR(2021~2026年度)16.8%で成長し、2026年度は1300億円を上回って2021年度の2倍超の市場規模に拡大すると予測している。

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