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[事例ニュース]

三菱重工、従業員エクスペリエンス管理をグループ全体に適用、従業員の考えをタイムリーに把握

従業員エクスペリエンス管理「Qualtrics EmployeeXM」を導入

2023年7月12日(水)IT Leaders編集部

三菱重工業(本社:東京都千代田区)は、従業員エクスペリエンス(EX:従業員体験)管理ソフトウェア「Qualtrics EmployeeXM」を導入し、利用している。従業員の考えをタイムリーに把握して分析することで、有効な人事施策を迅速に実行し、改善につなげることが狙い。クアルトリクスが2023年7月11日に発表した。

 三菱重工業の国内外拠点では、約7万7000人の従業員が働いている(2023年3月31日時点)。同社は現在、従業員の考えをタイムリーに把握するため、クアルトリクスの従業員エクスペリエンス(EX:従業員体験)管理ソフトウェア「Qualtrics EmployeeXM」(画面1)を利用している。有効な人事施策を迅速に実行し、改善につなげる。

画面1:従業員エクスペリエンス(EX)管理ソフトウェア「Qualtrics EmployeeXM」の操作画面例(出典:クアルトリクス)
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 具体的には、「エンゲージメントサーベイ」と「パルスサーベイ」の2種類を実践し、従業員の声に耳を傾けている。

 エンゲージメントサーベイは、全社・経営視点に立った従業員調査である。全社・経営視点の問いを設け、一定期間の中での定点観測として、グループ全体でグローバルに実施している。全社や事業部単位など階層別に結果を把握し、施策・取り組みの検討に役立てている。

 パルスサーベイは、部や課などの単位で高頻度に実施する従業員調査である。所属部門での職場環境・働き方といった身近な事柄に関する設問を置き、従業員との対話の回路として役立てている。

 両サーベイを経由して汲み取った従業員の声は、人事部門だけでなく経営層にも届く。こうして、人事施策に対する新しい視点の提供源として活用している。

 三菱重工によると、例えば、ある部門での調査では働きがいの向上に最も強く影響する要素が、当初の予想と異なる「お礼や感謝の言葉をもらったとき」であることが明らかになった。また、同じ部門であっても、年齢層・職種・性別などによって大きく回答傾向が異なる設問が存在することが判明した。「各層のニーズを把握し、人事施策に反映させていくことが重要」(同社)ととらえている。

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三菱重工業 / Qualtrics / 従業員エンゲージメント / 製造 / パルスサーベイ

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