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NEC、 RPAソフト新版「NEC Software Robot Solution Ver1.5」、ロボットの作成が容易に

2023年7月13日(木)IT Leaders編集部

NECは2023年7月12日、RPAソフトウェアの新版「NEC Software Robot Solution Ver1.5」を販売開始した。同年7月18日から提供する。ソフトウェアロボット作成の操作方法を動画でサポートする機能を追加したほか、コマンドアイコンや設定画面のデザイン変更によって操作性を高めている。販売目標として、今年度中に同シリーズ累計で2000本以上を掲げている。

 NECの「NEC Software Robot Solution」は、マウスやキーボードを使った定型作業を自動化するRPAソフトウェアである。特徴は、プログラミングの未経験者でも直感的な操作でロボットの作成ができるように、使いやすさと分かりやすさに注力していること。

画面1:「NEC Software Robot Solution」で用意したチュートリアル動画のイメージ(出典:NEC)

 新版のVer1.5では、初心者がロボット作成の操作方法を習得するための支援として、基本的なロボット構築手順について解説したチュートリアル動画を新たに用意した。初回起動時にはポップアップ画面からこの動画へと誘導する(画面1)。

 加えて、コマンドを設定する画面で、各コマンドの使い方を説明したFAQへのリンクボタンを新設。使い方が分からないときに効率よく解決方法を確認できる。

 ロボットは、プログラミング言語などを使うことなく作成できる。「オペレーションコマンド」(マウス操作、キーボード操作、アプリケーション起動などを定義)と、「フローコマンド」(条件分岐や繰り返し、エラー処理など作業の流れを定義)をコマンドテーブル上で組み合わせながら記録することで作成する。

 新版では、各コマンドの名称とアイコンを、直感的に理解しやすい表現やデザインに変更した。コマンドテーブルでは、フローコマンドを記録する際に必要となる構文の表示形式を、一覧型から折りたたみ表示が可能な階層型へと変更し、操作性と視認性を高め、フローコマンドの設定や確認作業を簡易化した(画面2)。

画面2:コマンドテーブルのデザインを変更して使い勝手を高めた(出典:NEC)
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 コマンドごとに詳細設定が可能なコマンドオプションでは、日付や時間、数値データなど特定の値と連動する変数への対応を強化した。一度使用した変数をリスト化して他のコマンドでも引用しやすくする「変数のリスト選択機能」や、変数の現在値を確認できる「変数内容のプレビュー機能」を追加したことで、変数の活用を簡易化し、作業の効率を高めた。

 価格(税別)は、ロボットの作成・実行が可能な標準ライセンス(端末1台につき1ライセンス必要)が月額12万円から。実行専用のライセンス(作成したロボットを違う端末で実行する場合に必要)が月額4万円から。

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