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IIJ、ASTERIA Warpを用いたデータ連携サービスにデータ蓄積用のDBサーバーを追加

2023年8月3日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

インターネットイニシアティブ(IIJ)は2023年8月3日、クラウド型データ連携サービス「IIJクラウドデータプラットフォームサービス」に「データベース機能」を追加した。各所に散在するデータを収集・連携する過程で、合わせてデータを蓄積できるようになった。データ連携ミドルウェア「ASTERIA Warp」によるデータ連携機能に、PostgreSQLを用いたデータベースサーバー機能を追加することで機能を実現した。

 インターネットイニシアティブ(IIJ)の「IIJクラウドデータプラットフォームサービス」は、クラウド型データ連携サービスである。ノーコードで異なるシステム同士のデータ連携を設定できる。オンプレミスのシステムからデータを抽出してクラウドサービスに連携させるといった用途に向く。オンプレミスと閉域網で接続する使い方に対応する(図1関連記事IIJ、ASTERIA Warpを利用したデータ連携サービスを開始、ノーコードで連携設定が可能)。

図1:クラウド型データ連携サービス「IIJクラウドデータプラットフォームサービス」の概要(出典:インターネットイニシアティブ)
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 システム要素として、アステリアのデータ連携ミドルウェア「ASTERIA Warp」を用いる。ASTERIA Warpの機能によって、データの収集、加工、登録といったワークフローを、アイコンのドラッグ&ドロップなどのGUI操作で設計可能である。SalesforceやAWS、Oracle Databaseなど90種類以上のサービス/アプリケーションに接続するための連携アダプタを提供している(関連記事データ連携ソフト新版「ASTERIA Warp イコスティ」、AWS/Azure/Google Cloudとの連携を強化)。

 今回、データ連携機能のオプションとして「データベース機能」を追加した。PostgreSQLを用いたデータベースサーバー機能を、マネージド型のサービスとしてメニューに追加。これにより、各所に散在するデータの収集・連携する過程で、合わせてクラウド上にデータを蓄積できるようになった(図2)。

図2:データ連携サービス「IIJクラウドデータプラットフォームサービス」にオプションでデータベースサーバー機能を追加した。各所に散在するデータを収集して連携する過程で、あわせてデータを蓄積できるようになった(出典:インターネットイニシアティブ)
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 通常、データを蓄積・統合するには、別途データベースを用意する必要がある。データベース機能により、ユーザー自身が用意する必要がなくなる。マネージド型であるため運用の負荷も少なくて済む。

 データベースサーバーの用途としてIIJは、「複数のマスターデータを集約・統合し、各種システムから参照できる統合マスターとして活用する」用途や、「複数システム間でのデータ連携に必要な中間データベースとして活用する」用途を挙げる。

 ベースとなる「IIJクラウドデータプラットフォームサービス」(ASTERIA Warpによるデータ連携機能)は、ASTERIA Warpのエディションに応じて3タイプ(Warp Core+、Warp Standard、Warp Enterprise)を用意している。サーバーのスペックも3タイプある(2vCPU/3GBメモリー、6vCPU/12GBメモリー、12vCPU/24GBメモリー)。価格(税別)は、最小構成(Warp Core+、2vCPU/3GBメモリー)で月額12万円。

 今回追加したデータベース機能(PostgreSQL)は、サーバースペックに応じて3つの構成がある。「4vCPU/6GBメモリー/500GBストレージ」は月額4万7000円。「6vCPU/12GBメモリー/500GBストレージ」は月額6万2000円。「12vCPU/24GBメモリー/500GBストレージ」は月額9万円。

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IIJ / ASTERIA Warp / PostgreSQL / データ統合 / アステリア

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