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データ連携ソフト新版「ASTERIA Warp イコスティ」、AWS/Azure/Google Cloudとの連携を強化
2022年6月21日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)
アステリアは2022年6月17日、企業データ連携(EAI/ESB)ソフトウェア「ASTERIA Warp」シリーズの新版「イコスティ」(ギリシャ語で20番目の意味)を発表した。同年6月24日から提供する。新版では、主要パブリッククラウド(AWS、Azure、Google Cloud)との連携を強化した。例えば、OAuth認証をサポートし、ASTERIA WarpからGmailやExchange Onlineなどのメールを送受信できるようになった。
アステリアの「ASTERIA Warp」は、企業データ連携(EAI/ESB)ソフトウェアである。ノンプログラミングで異なるシステム同士のデータ連携が可能な点を特徴にしている(関連記事:データ連携ソフト「ASTERIA Warp」新版、テレワークを考慮して開発ツールとの通信をSSL/TLS化)。
各種のアダプタを介して、業務アプリケーションやデータベースサーバーなどに接続する。これらのデータをルールに基づいて変換し、外部システムに引き渡せる。ジョブフローを定義して実行するバッチスケジューラ機能も備えており、各種の条件に合わせてバッチジョブを駆動する。
「イコスティ」(ギリシャ語で20番目の意味)と名付けられた新版は、主要パブリッククラウド(AWS、Microsoft Azure、Google Cloud)との連携を強化した。例えば、Azureにおいては、データをファイル共有サービス(Azure Files)に保存できるようにした。AWSにおいては、クラウド上の個人権限を一時的に付与できるAssume Role機能を使えるようにした。
「一部のクラウドサービスでは、ID・パスワードを使用した従来の基本認証から2段階認証などの先進認証への置き換えや、より高度な情報セキュリティリスクへの対応と利便性を兼ね備える動きが進んでいる」(同社)。
認証・認可の仕組みとしてOAuth 2.0を標準でサポートし、クラウドサービスとの連携を容易にした。例えば、ASTERIA WarpからGmailやExchange Onlineなどのメール機能を使ってメールを送受信できるようになった(画面1)。
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