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マテハン大手のダイフク、半導体搬送システムの設計・提案業務にオンプレミスLLMを導入

ノーコードの生成AIアプリ開発ツール「Dify」で業務アプリを内製化

2026年2月16日(月)IT Leaders編集部、日川 佳三

大手物流システムメーカーのダイフク(本社:大阪府大阪市)は、クリーンルーム事業部の業務効率化に向け、オンプレミスの生成AI/LLM環境を構築した。リコージャパンの「RICOH オンプレLLMスターターキット」を採用し、同キットに含まれるノーコードの生成AIアプリ開発ツール「Dify」を活用しながら機密情報の保護と業務効率化を両立するアプリケーションを開発・運用している。リコージャパンが2026年2月16日に発表した。

 大阪市に本社を置くダイフクは、 世界最大手のマテリアルハンドリング(物流システム・搬送機器)メーカーである。自動倉庫、搬送システム、仕分け・ピッキングシステムなどを開発・提供し、自動車、半導体、EC、空港など幅広い産業の「モノを動かす」自動化・効率化を支援している。

 同社のクリーンルーム事業部営業本部EG部は、半導体生産ライン向けのマテリアルハンドリングシステムのレイアウト設計や、納入したシステムの搬送能力の改善提案などを行っている。今回、同部門において生成AIを活用した業務効率化の取り組みを開始した。

図1:ダイフクが導入した「RICOH オンプレLLMスターターキット」の概要(出典:リコージャパン)
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 システムには、リコージャパンの「RICOH オンプレLLMスターターキット」(図1)を採用した。同キットは、リコーが開発した700億パラメータのLLM(大規模言語モデル)や、オープンソースの生成AIアプリノーコード開発ツール「Dify(ディフィ)」などを、オンプレミス環境で構築・運用できるようにパッケージ化したもの(関連記事リコー、オンプレミスで動作する軽量な日本語LLMを開発、Gemma 3をベースに追加学習で性能強化)。

 同部門では、機密性の高い顧客情報を扱うため、セキュリティやガバナンスの観点からパブリッククラウド上の生成AIサービスの利用には課題があったという。セキュアなオンプレミス環境で利用できる同キットを採用することで、これらの課題を解消。合わせて、オプションの「Dify支援サービス」も利用し、リコージャパンの伴走支援を受けながらアプリケーション開発を進めている。

 すでに、Difyを用いて「社内Wikiと連携したAIアプリケーション」や「大量文書の要点を抽出するAIアプリケーション」を開発し、運用を始めている。ダイフクは今後、「Notesアーカイブデータを活用するAIアプリケーション」や「Q&Aチャットボット」「営業支援AIエージェント」などの開発も計画しており、社内情報の活用高度化と業務効率化を一層進めていくとしている。

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