[事例ニュース]

JAL、航空機エンジン内視鏡検査の記録・分析を効率化するシステムが稼働

故障の兆候を早期に察知して整備を行う「予測整備」を目指す

2026年2月10日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

日本航空(JAL、本社:東京都品川区)は2026年2月2日、航空機エンジンの内視鏡検査における記録・分析を効率化するシステムをJALエンジニアリング、クレスコと共同開発し、運用を開始したと発表した。検査時に撮影した動画からタービンブレード1枚ごとの画像を自動的に抽出し、クラウド上で一元管理する。これにより、過去の検査データと時系列で比較したり、損傷を自動認識して提示したりできるようになった。また、検査画像データとエンジンデータを組み合わせることで、故障の兆候を早期に察知して最適なタイミングで整備を実施する「予測整備」の実現を目指す。

 日本航空(JAL)は、航空機エンジンの内視鏡(ボアスコープ)検査における記録・分析作業を効率化するシステムをJALエンジニアリング、クレスコと共同開発し、開発し、運用を開始した。検査時に撮影した動画からタービンブレード1枚ごとの画像を自動的に抽出し、クラウド上で一元管理する(写真1)。

写真1:航空機エンジンを内視鏡で検査している様子(出典:日本航空、JALエンジニアリング、クレスコ)
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 これにより、過去の検査データと時系列で比較したり、損傷を自動認識して提示したりできるようになった。整備品質と作業効率の向上が期待できるほか、ベテラン整備士のノウハウを可視化することで技術の継承にも役立つとしている(図1)。

図1:航空機エンジンの内視鏡検査を効率化するシステムの概要(出典:日本航空、JALエンジニアリング、クレスコ)
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 日々蓄積する検査画像データと、運航中に取得するエンジンデータを組み合わせることで、故障の兆候を早期に察知することも可能になる。これにより、最適なタイミングで整備を実施する「予測整備」の実現を目指す。

 今回のシステムは、JALグループとクレスコが2019年から共同で研究を進めてきたボアスコープ検査支援ツールを発展させ、Webアプリケーションとして構築したもの。今後、JALグループの航空機整備を担うJALエンジニアリングが中心となり、より安全で効率的なエンジン運用を支える基盤として発展させていくとしている。

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