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「HUE AC」に経理・財務の申請書をAIがレビューする新機能、判断根拠を可視化─ワークスアプリケーションズ

2026年2月10日(火)IT Leaders編集部、日川 佳三

ワークスアプリケーションズ(WAP)は2026年2月5日、大手企業向けクラウド型ERP/会計アプリケーション「HUE AC」シリーズにおいて、生成AIを活用した新機能「AI申請書レビュー」の提供を開始した。経費精算や請求書払いなどの申請内容をAIがチェックし、社内規程に基づいてスコアリングすることで、不備や確認すべきポイントを可視化する。AIの判断根拠が監査証跡として残るため、経理部門や承認者は申請書を網羅的に確認する運用から脱し、判断が必要なポイントに集中できるとしている。

 ワークスアプリケーションズ(WAP)の「HUE AC」シリーズは、大手企業向けのクラウド型ERP/会計アプリケーションである。財務会計と管理会計を一体化して管理できる点や、国産製品として、日本独自の商習慣や複雑な組織構造に標準機能で対応する点を特徴としている。

 今回、生成AIを活用した「AI申請書レビュー」機能(図1)を追加した。経費精算や請求書払いの申請不備や確認ポイントをAIがチェックし、規程に基づくスコアリングにより判断根拠を可視化する。

図1:クラウドERP「HUE AC」シリーズに追加した、生成AIを活用した「AI申請書レビュー」機能の概要(出典:ワークスアプリケーションズ)
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  「これまでも申請チェックへのAI活用は進められてきたが、大手企業においては、AIが判断した根拠を監査証跡として十分に残せないことが導入の障壁となっていた」(ワークスアプリケーションズ)。

 新機能では、「なぜこの申請に注意が必要なのか」「どの規程に基づいて確認が求められるのか」といった判断の根拠を提示することで、AIの判断をブラックボックス化しない運用が行え、監査や内部統制に対応した運用が可能になる。経理部門や承認者は申請書を網羅的に確認する作業から解放され、リスクの高い案件や判断が必要なポイントに集中できる。

 表1は、申請内容のチェックをAIが支援する例である。例えば、目的が「プロジェクト進行会議」であるにもかかわらず、時間が夜間で領収書の店名が居酒屋である場合、AIは「内容に矛盾(スコア30点)」と判定し、「福利厚生費または交際費への振替を検討」といった提案を行う。また、支出の理由が「打ち合わせ」といった定型文のみの場合、「内容不足(スコア50点)」とし、より具体的な記述(例:「〇〇社への新製品提案の訪問」など)を促す。

表1:「AI申請書レビュー」機能で申請内容をチェックする例(出典:ワークスアプリケーションズ)
申請内容の例 HUEが行うスコアリングと提案例
目的が「プロジェクト進行会議」だが、夜間かつ領収書内の店名が居酒屋 30点(内容に矛盾)
「福利厚生費または交際費への振替を検討」と提案
支出の理由欄が「打ち合わせ」などの定型文 50点(内容不足)
「〇〇社への新製品提案の訪問」など、具体的な改善案を提示
助詞や接続詞がおかしく意味が通らない 70点(ケアレスミス)
助詞や接続詞の改善案を提示

 HUE ACの今後の機能拡充として、2026年7月に「AI承認者機能」のリリースを予定している。同機能では、AIを承認ルート上の“もう一人の承認者”として設定可能にする。スコアリング結果に基づいて、リスクの低い申請はAIが自動で承認し、人が介在すべき案件のみを人間に回すといった運用の自動化を目指す。

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