[調査・レポート]

国内ITモダナイゼーション市場は年10.2%成長、AI活用がレガシーシステム刷新の必要性を高める─IDC

大企業・中堅企業の8割がレガシーシステムを保有

2026年2月13日(金)IT Leaders編集部、日川 佳三

IDC Japanは2026年2月10日、国内ITモダナイゼーションサービス市場の規模・予測を発表した。2025年の同市場(支出額ベース)を、前年比10.1%増の1兆3044億円と推計している。2025年~2030年の年間平均成長率(CAGR)は10.2%で、2030年の市場規模を2兆1234億円と予測している。

 IDC Japanは、国内ITモダナイゼーションサービス市場の規模・予測を発表した。2025年の同市場(支出額ベース)を、前年比10.1%増の1兆3044億円と推計している。2025年~2030年の年間平均成長率(CAGR)は10.2%で、2030年の市場規模を2兆1234億円と予測している(図1)。

図1:ITシステムをモダナイゼーションするサービスの国内市場規模(出典:IDC Japan)
拡大画像表示

 短中期の成長促進要因としてIDCは、デジタルトランスフォーメーション(DX)/デジタルビジネス化、レガシーシステムの保守人材減少への対応といった内的要因と、メインフレームなどの汎用基盤やパッケージシステムのEOL(End of Life)への対応、老朽データセンターの閉鎖への対応といった外的要因を挙げ、これらが複合的に作用していると指摘する。

 「中長期では、レガシーアプリケーションのままオープン基盤へ移行した企業において、リライトやリファクタリング、マイクロサービス化などの支出拡大が見込まれる。また、将来的にAIのユースケースが拡大することがレガシーシステムをモダナイゼーションすることの必要性を高め、市場が成長する促進要因になる」(同社)

 IDCが2025年5月に実施した「2025年 国内CIO調査」によると、大企業(従業員数:1000人以上)、中堅企業(100~999人)の約8割が、2025年時点でレガシーシステムを保有していることが判明したという。同社はこの結果が、国内企業の多くが今後、アプリケーションを中心としたモダナイゼーションを推進する意向の表れと指摘。これを受けて、ITモダナイゼーション市場は、インフラへの支出が成熟する一方、アプリケーションへの支出が拡大する見通しという。

 今回の発表は、IDC Japanが発行したレポート「2026年 国内ITモダナイゼーション市場動向」に基づく。同レポートは、レガシーシステムのITモダナイゼーションについて、国内企業によるサービス支出の中期予測を示すと共に、国内企業およびサービスベンダーの動向分析から、サービスベンダーが国内企業を支援するために取り組むべき事項を考察している。

関連キーワード

IDC / レガシーマイグレーション / モダナイゼーション / レガシーシステム / 市場調査 / 市場予測

関連記事

トピックス

[Sponsored]

国内ITモダナイゼーション市場は年10.2%成長、AI活用がレガシーシステム刷新の必要性を高める─IDCIDC Japanは2026年2月10日、国内ITモダナイゼーションサービス市場の規模・予測を発表した。2025年の同市場(支出額ベース)を、前年比10.1%増の1兆3044億円と推計している。2025年~2030年の年間平均成長率(CAGR)は10.2%で、2030年の市場規模を2兆1234億円と予測している。

PAGE TOP