IDC Japanは2026年2月10日、ITシステムをモダナイゼーションするサービスの国内市場について予測を発表した。2025年の市場(支出額ベース)を1兆3044億円、前年比成長率を10.1%と推定している。2025年~2030年の年間平均成長率(CAGR)は10.2%、2030年の市場規模を2兆1234億円と予測している。
IDC Japanは、ITシステムをモダナイゼーションするサービスの国内市場を予測した。2025年の市場(支出額ベース)を1兆3044億円、前年比成長率を10.1%と推定している。2025年~2030年の年間平均成長率(CAGR)は10.2%、2030年の市場規模を2兆1234億円と予測している(図1)。
図1:ITシステムをモダナイゼーションするサービスの国内市場規模(出典:IDC Japan)拡大画像表示
短中期の成長促進要因としてIDCは、デジタルトランスフォーメーション(DX)/デジタルビジネス化、レガシーシステムの保守人材減少への対応といった内的要因と、メインフレームなどの汎用基盤やパッケージシステムのEOL(End of Life)への対応、老朽データセンターの閉鎖への対応といった外的要因を挙げ、これらが複合的に作用していると指摘する。
「中長期では、レガシーアプリケーションのままオープン基盤へ移行した企業において、リライトやリファクタリング、マイクロサービス化などの支出拡大が見込まれる。また、将来的にAIのユースケースが拡大することがレガシーシステムをモダナイゼーションすることの必要性を高め、市場が成長する促進要因になる」(同社)
IDCが2025年5月に実施した「2025年 国内CIO調査」によると、大企業(従業員数:1000人以上)・中堅企業(100~999人)の約8割が、2025年時点でレガシーシステムを保有している。今後、アプリケーションを中心としたモダナイゼーションを推進する意向を示している。これを受け、ITモダナイゼーション市場は、インフラへの支出が成熟する一方、アプリケーションへの支出が拡大する見込みである。
今回の発表は、IDC Japanが発行したレポート「2026年 国内ITモダナイゼーション市場動向」に基づく。同レポートは、レガシーシステムのITモダナイゼーションについて、国内企業によるサービス支出の中期予測を示すと共に、国内企業およびサービスベンダーの動向分析から、サービスベンダーが国内企業を支援するために取り組むべき事項を考察している。
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