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「Python 3 エンジニア認定データ分析実践試験」を2024年に開始
2023年9月22日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)
一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会は2023年9月22日、認定試験「Python 3 エンジニア認定データ分析試験」の上位試験「同認定データ分析実践試験」を発表した。Python言語を使ったデータ分析の実践的なテクニックを問う試験である。「日本のデータ分析能力の底上げを狙う」(同協会)としている。2024年中にベータ試験と本試験を実施する。受験料(税別)は1万2000円(学割6000円)。
Pythonエンジニア育成推進協会はこれまで、Python言語に関する4つの認定試験を実施してきた。今回「Python 3 エンジニア認定データ分析試験」の上位試験「Python 3 エンジニア認定データ分析実践試験」を追加した。
- Python 3 エンジニア認定基礎試験(2017年6月開始):文法基礎を問う
- Python 3 エンジニア認定データ分析試験(2020年6月開始):データ分析の基礎や方法を問う
- Python 3 エンジニア認定実践試験(2022年11月開始):上級エンジニア向け
- PythonZen & PEP 8 検定試験(2022年3月開始):Python言語の作法を問う
- Python 3 エンジニア認定データ分析実践試験(2024年開始) :データ分析の実践的なテクニックを問う
既存の4つの認定試験のうち、初学者向けの1つが、Pythonを使ったデータ分析の基礎や方法を問う「データ分析試験」である。Pythonを活用して業務効率を高めたい業務ユーザーや、マーケティング部門、経営層・管理職など幅広い層が受験している。受験者数は2023年3月末時点で1万人を超えている(関連記事:Python 3エンジニア認定データ分析試験の受験者が開始2年9カ月で1万人に到達)。
今回追加した「データ分析実践試験」は、より実践的なデータ加工テクニックを問うものである(図1)。データの加工に関する基礎知識に加えて、時系列データや画像データ、グラフデータなど各種データごとの実践的な処理方法を問う。「日常的にPython 3でデータを加工していないと、座学だけでは合格は難しい」(同協会)という。
図1:「Python 3 エンジニア認定データ分析実践試験」のロゴ(出典:一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会) 試験方式はCBT(Computer Based Testing)形式。問題数は40問(すべて選択問題)。合格ラインは正答率70%。出題範囲は主教材である『Python データ分析 実践ハンドブック 実務で使えるデータ加工のテクニック』(インプレス)(インプレス)から、表1の範囲と割合で出題する。
| 章 | タイトル | 問題数 | 問題割合 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 1章 | データ加工概論 | 2 | 5.0% | |
| 2章 | データの種類と読み込み | 7 | 17.5% | |
| 3章 | 表形式データの加工 | 6 | 15.0% | |
| 4章 | 数値データの扱い | 4 | 10.0% | |
| 5章 | データの評価 | 8 | 20.0% | |
| 6章 | 時系列データの処理 | 4 | 10.0% | |
| 7章 | テキスト情報の処理 | 2 | 5.0% | |
| 8章 | 画像データの処理 | 2 | 5.0% | |
| 9章 | グラフデータの処理 | 3 | 7.5% | pyvisは除く、9-2 実践的なグラフデータの解析を除く |
| 10章 | 地理空間データの処理 | 2 | 5.0% | |
| 11章 | データ加工のための線形代数 | 0 | 0.0% |
Pythonエンジニア育成推進協会 / Python / 認定資格 / 教育プログラム
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