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NEC、信用金庫の営業業務に特化したSaaS「営業支援クラウドサービス」を提供

2023年10月20日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

NECは2023年10月20日、信用金庫向けSaaS「営業支援クラウドサービス」を発表した。信用金庫における営業計画の立案から実行・管理・分析までを支援する。2023年10月から提供している。最初のユーザーは西兵庫信用金庫(本店:兵庫県宍粟市)で、同年10月に稼働を開始した。サービスの料金(税別)は月額75万円からで、販売目標は2026年度までに30金庫。

 NECの「営業支援クラウドサービス」は、信用金庫の営業業務を支援するSaaSである。アプリケーションパッケージ「信用金庫向け営業支援システム」をベースにしており、営業計画の立案から実行・管理・分析までを支援する(図1)。

図1:「営業支援クラウドサービス」の概要(出典:NEC)
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 サービス適用基盤はNECの「NEC Cloud IaaS」で、主要国際規格であるISO/IEC 27017を取得しているほか、FISC安全対策基準に準拠している。

 機能面は、アプリケーションパッケージ版と同等で、信用金庫の業務に特化した営業推進機能(訪問予定やターゲットリストの作成、日報登録、目標設定など)と渉外支援機能(訪問先での集金・預かり処理)を提供する。

 最初のユーザーは西兵庫信用金庫(本店:兵庫県宍粟市)で、同年10月に稼働を開始した。NECのユーザー会などを通じて収集したニーズを反映したバージョンアップにより、最新の機能をタイムリーに利用できる。また、カスタマイズ要件となることが多い各種帳票については、各信用金庫の運用に合わせた帳票を選べるとしている。

 価格(税別)は、渉外支援機能と営業推進機能の共に利用する場合が月額75万円から。どちらかを単体で利用する場合が月額45万円から。SaaSの月額費用のほか、別途、初期費用と回線利用料が必要になる。

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