[事例ニュース]

インテージグループ、仮想化基盤で使うCentOSの後継としてAlmaLinuxを採用

CentOS 7で利用中のソフトウェアがAlmaLinux 8でそのまま動作

2023年12月12日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

リサーチ/データ分析や情報システム事業などを営むインテージテクノスフィア(本社:東京都西東京市)は、インテージグループが仮想化基盤で運用しているCentOSの後継として、RHEL互換OSのAlmaLinuxの採用を決定した。サイバートラストのサポートサービス「AlmaLinux Standardサポート」を導入する。サイバートラストが2023年12月12日に発表した。

 インテージテクノスフィアは、リサーチ/データ分析や情報システム事業などを営むインテージのグループ企業である。同社はインテージグループに、CentOSを採用したサーバー仮想化基盤を提供している。

 今回、CentOS Linux 7が2024年6月30日にサポート終了(EOL)となることを受け、後継のLinux OSとして、CentOS同様のRed Hat Enterprise Linux(RHEL)互換のAlmaLinuxの採用を決定した。合わせてサイバートラストのサポートサービス「AlmaLinux Standardサポート」を導入する(関連記事サイバートラスト、RHEL互換OS「AlmaLinux」のサポートを開始、AlmaLinuxの開発にも参加)。

 選定にあたっては、現在稼働中の運用監視、セキュリティ、バックアップなどのソフトウェアがそのまま安定稼働することを重視した。複数のLinux OSを検討した結果、CentOS 7で利用中の各種ソフトウェアがそのまま利用できること、セキュリティソフトウェア「McAfee」の資格を取得していることなどから、AlmaLinux 8を採用した。すでに、CentOS 7で利用していたソフトウェアがAlmaLinux 8でも問題なく動作することを確認済みで、現在、最新バージョンのAlmaLinux 9の検証を進めている。

 また、インテージテクノスフィアは、Linuxのアップデートやセキュリティ関連の更新時に、システムを停止せずにパッチを適用して脆弱性対策が可能なライブパッチサービスに関心を寄せている。さらに、社内のデータセンターによる仮想化基盤だけでなく、Microsoft AzureやAWSなどのIaaSを利用する計画があり、その際もAlmaLinuxを採用するとしている(関連記事サイバートラスト、OSを再起動せずに脆弱性パッチを適用する「Linux ライブパッチサービス」)。

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