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アステリア、「Platio」で開発したモバイルアプリがAndroidタブレットで動作可能に
2023年12月22日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)
アステリアは2023年12月21日、モバイルアプリ作成ツール「Platio(プラティオ)」で開発するモバイルアプリケーションの稼働環境にAndroidタブレットを追加したと発表した。iPhone/iPad、Androidスマートフォンに加えて動作保証対象となり、防水・防塵・耐衝撃性を備えたAndroidタブレットに、Platioで開発したモバイルアプリをインストールして、工事現場などで使えるようになった。これに合わせて、システナがAndroidタブレットとPlatioのパッケージ製品の提供を開始した。
アステリアの「Platio」は、モバイルアプリケーションをノンプログラミングで開発できるクラウド型アプケーション開発基盤(PaaS)である(関連記事:アステリア、モバイルアプリ作成ツール「Platio」にAndroid版、ベータ版を2020年4月27日から提供)。
Webブラウザの画面から、用途ごとに100種類以上あるテンプレートを活用してモバイルアプリを開発できる。Platioで作成したアプリの実行には専用のクライアントモジュールが必要で、iOS(iPhone/iPad)およびAndroidで動作する。Androidは従来スマートフォンのみ対応で、Androidタブレットは動作保証対象外だったが今回対応し、利用できるようになった。
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Androidタブレットが動作保証対象となったことで、防水・防塵・耐衝撃性を備えたAndroidタブレットに、Platioで開発したモバイルアプリをインストールして、工事現場などで使えるようになった(図1)。これに合わせて、システナが、AndroidタブレットとPlatioのパッケージ製品の提供を開始した(図2)。
「物流や建設業界では、法律で残業規制が強化される2024年問題への対処が喫緊の課題になっている。こうした中で、屋外や工場などの現場でタブレットを利用する企業からの引き合いが増えていた」(アステリア)
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大津鉄工(本社:愛知県弥富市)は、製造現場向けアプリやアルコールチェックアプリなどのモバイルアプリをPlatioで開発し、活用している。同社は、安価なAndroidタブレットでPlatioが使えるようになることを評価している。また、Androidタブレットを販売するLIMNO(本社:鳥取県鳥取市)は、Platioの動作環境として同社が扱うAndroidタブレットを利用できるようになることを評価している。同社はタブレットの販売に加えて、火元確認アプリや消耗品管理アプリなどをPlatioで開発している。