NECソリューションイノベータは2024年1月29日、ペーパーレス会議クラウドサービス「ConforMeeting SaaS版」に、CO2削減量を可視化する機能を追加した。会議資料のペーパーレス化による紙の削減枚数をCO2削減量に換算し、SDGsゴール4指標への貢献度を表示する。価格(税別)は基本サービス(10ユーザー、ディスク容量1GB)で月額3万円。販売目標として1年間で60社を掲げている。
NECソリューションイノベータの「ConforMeeting SaaS版」は、準備から開催後までの会議プロセス全体を支援するクラウド型ペーパーレス会議サービスである。会議参加者は、Windows、iPad、Androidデバイスで会議資料を共有しながら資料の切り替えやページめくり、書き込みなどが行える。これらの操作を他のデバイスの画面に反映させることもできる。
画面1:ペーパーレス会議終了後に表示する、CO2削減量の可視化グラフ(出典:NECソリューションイノベータ) 今回、CO2削減量を可視化する機能を追加した。紙資料の準備・保管・廃棄にかかる作業工数や印刷コストなどを、環境省のエコシンボル評価の各係数からCO2削減量として算出する。年度の目標値をセットすることで、目標達成率を会議終了時にメーターで表示する(画面1)。
CO2削減量を、SDGsのゴール4指標への貢献度として示すほか、ペーパーレス化で削減した紙の枚数を、保全した木の本数に換算表示する。CO2排出量の貨幣価値はインターナルカーボンプライシングを用いて算出し、その他の値はNECが示す基準値を採用している。4つのSDGs指標とそれらに対応した計測方法は以下のとおり。
- 「 8. 働きがいも経済成長も」:削減した印刷費+人件費
- 「12. つくる責任、つかう責任」 :削減した紙の枚数
- 「13. 気候変動に具体的な対策を」:削減したCO2の貨幣価値
- 「15. 陸の豊かさも守ろう」: 削減したCO2排出量
「近年、財務重視の経営から、環境・社会・ガバナンスの課題に取り組むESG/SDGs経営が重要視されるようになっているが、SDGsの指標は具体的に自社・自身の課題として捉えにくい。そこで、日々の会議が環境保全につながることが認識できるように、SDGsへの貢献度を可視化する機能を開発した」(同社)
価格(税別)は基本サービス(10ユーザー、ディスク容量1GB)で月額3万円。販売目標として1年間で60社を掲げている。
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