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システム運用管理ソフト新版「Senju Family 2024」、生成AIがサービスデスクの問い合わせ対応を支援

2024年5月28日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

野村総合研究所(NRI)は2024年5月28日、システム運用管理ソフトウェア新版「Senju Family 2024」を発表した。同年6月から提供する。新版では、サービスデスクの問い合わせ対応を生成AIで支援する機能などを実装した。

 野村総合研究所(NRI)の「Senju(せんじゅ)Family」は、システム運用管理ソフトウェアである。ジョブスケジューラ、システム稼働監視、サービスデスクなど、システム運用管理で求められる機能群をそれぞれ製品化している。これらが互いに連携して動作する(関連記事NRI、システム運用管理ソフト新版「Senju Family 2023」、構成管理の「Senju/CM」を追加)。

 新版の「Senju Family 2024」では、サービスデスクの「Senju Service Manager(Senju/SM)」に生成AI機能を実装した。サービスデスク担当者がチャットボットに質問すると、生成AIが過去のナレッジや外部情報を参考にしながら適切な回答案を作成する(図1)。

図1:生成AIを導入したサービスデスク業務の概要(出典:野村総合研究所)
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 システム監視やジョブスケジューラなどの機能を含む「Senju DevOperation Conductor(Senju/DC)」では、Web管理画面の操作性や管理機能を高め、開発担当者がシステムの状況を簡単に把握できるようにした(図2)。また、機密情報のマスキングなど、ログや設定ファイルを介した情報漏洩を防ぐ機能を追加した。

図2:開発と運用を分離したシステム運用のイメージ(出典:野村総合研究所)
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 構成管理ソフトウェアの「Senju Configuration Manager(Senju/CM)」では、標準で構成情報を収集可能なシステムを増やした(図3)。また、収集したシステム構成が脆弱性のポリシーに準拠しているかを判定し、準拠していなかった場合はサービスデスクのチケットを起票し、各担当者に通知するようにした。

図3:システム構成情報に対する脆弱性判定・通知機能の概要(出典:野村総合研究所)
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 なお、Senju Familyをベースしたクラウド型システム運用基盤「mPLAT」も、今回のバージョンアップに伴い、順次機能を更新する。

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