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NRI、システム運用管理ソフト新版「Senju Family 2023」、構成管理の「Senju/CM」を追加

2023年3月23日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

野村総合研究所(NRI)は2023年3月23日、システム運用管理ソフトウェア新版「Senju Family 2023」を発表した。新版では、構成管理ソフトウェア「Senju Configuration Manager(Senju/CM)」を追加した。また、サービスデスクなど既存のソフトウェアも強化した。

 野村総合研究所の「Senju(せんじゅ)Family」は、システム運用管理ソフトウェアである。ジョブスケジューラ、システム稼働監視、サービスデスクなど、システム運用管理で求められる機能群をそれぞれ製品化し、互いに連携して動作する(関連記事NRI、システム運用管理ソフトウェア新版「Senju Family 2021」、Web APIでリモート操作可能に)。

 新版の「Senju Family 2023」では、構成管理ソフトウェア「Senju Configuration Manager(Senju/CM)」を追加した。監視対象システムの構成情報をエージェントを使わずに自動収集する。構成情報にタグを付けて管理できるようにして構成情報の検索性が増している。脆弱性を発見した際に対策状況を素早く把握できるようになるとしている。

 システム監視やジョブスケジューラなどの機能を含む「Senju DevOperation Conductor(Senju/DC)」では、データをやり取りするフォーマットとしてJSON形式に対応した。管理対象となるクラウドサービスとの連携を強化し、既存システムとの統合運用を容易にしている。

 サービスデスクの「Senju Service Manager(Senju/SM)」では、システムの運用業務に際して確認すべき情報を自動でチェックする機能を実装した(図1)。管理対象のサーバー名などを確認する作業を軽減する。例えば、申請内容を自動でチェックし、内容に不備がある場合は承認処理を中断し、不備の詳細を申請画面に表示する。これにより、申請者に対して不備の修正を促す。

図1:サービスデスク「Senju Service Manager」では、システムの運用業務に際して確認すべき情報を自動でチェックする機能を実装した(出典:野村総合研究所)
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 なお、Senju Familyをベースにしたシステム運用クラウドプラットフォーム「mPLAT3」も、今回のSenju Familyのバージョンアップに伴い、順次機能を更新していく。

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