[新製品・サービス]
Sky、自席PCに遠隔接続可能な「Remote Access Services」にユーザーの一括登録機能を追加
2024年6月17日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)
Skyは2024年6月17日、リモートアクセスサービス「Remote Access Services」の機能や運用管理性を高めたと発表した。オフィス自席のPCなどにインターネットを介してアクセスできるようにするサービスである。SaaSまたはサーバーソフトウェアの形で提供する。今回の強化では、複数のユーザーを一度に登録したい場合に、CSV(カンマ区切り形式)ファイルでまとめてインポートできるように改善した。
Skyの「Remote Access Services」は、オフィス自席のノートPCなど任意のPCのデスクトップ画面にインターネットを介してリモートからアクセス可能なサービスである。操作対象PCからクラウドサービスにHTTPSでコネクション(トンネル)を確立し、これを介して操作対象PCにアクセスする仕組み。SaaSまたはオンプレミスのサーバーソフトウェアとして提供する(図1)。
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今回、運用管理面を強化し、複数のユーザーを一度に登録したい場合に、CSV(カンマ区切り形式)ファイルでまとめてインポートできるように改善した。また、利用者から見た機能も強化し、Webブラウザを介してリモート接続した際に、接続先の操作対象PCと手元のPCの間でファイルを共有できるようにした。管理者が共有の有効/無効を制御可能である。
なお、Remote Access Servicesは単体でも購入可能だが、仮想デスクトップソフトウェア「SKYDIV Desktop Client」のオプションとしても提供している。今回のRemote Access Servicesの機能強化を反映し、SKYDIV Desktop Clientも新バージョン(Ver.6.4)となっている。
SKYDIV Desktop Clientは、デスクトップごとに独立した仮想マシンを稼働するVDI(デスクトップ仮想化基盤)、Windows Server RDSによるSBC(Server Based Computing)、Webブラウザ画面を転送する仮想ブラウザの3つの仮想化方式に対応する。