AI insideは2024年8月29日、製造業の受注業務担当者329人を対象に、受注業務における紙書類の利用状況調査の結果を発表した。紙でやり取りしている書類のトップ3は納品書(60.5%)、請求書(56.5%)、発注書(51.7%)だった。また、紙書類のやり取りがある担当者の73.3%は、今でもファクスで書類を受領している業務があるという。
AI-OCRサービスを提供するAI insideは、受注業務における紙書類の利用状況調査の結果を発表した。調査は製造業の受注業務担当者329人を対象に、2024年6月5日・6日にインターネットで実施した。
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「Q1.現在紙ベースでやり取りがされている書類を教えてください(複数回答)(n=329)」への回答で、「まったくない」はわずか2.4%だった。「わからない/答えられない」の2.4%も除いた95.2%が紙書類をやり取りしている(図1)。やり取りしている書類の上位3つは、納品書(60.5%)、請求書(56.5%)、発注書(51.7%)だった。
Q1で「まったくない」以外の回答者(97.6%)に、「Q2.現在、ファクスによる書類の受領が発生している業務はありますか(n=321)」と聞いたところ、「かなりある」が25.9%、「ややある」が47.4%の回答となった。これらを合わせると7割以上が今でも書類をファクスで受領していることが分かった(図2)。
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Q2で「かなりある」または「ややある」とした回答者に、「Q3.月平均で、ファクスで受領している書類の枚数を教えてください(n=235)」と質問したところ、「5000枚以上」が11.5%、「2000枚~4999枚」が11.5%、「1000枚~1999枚」が20.0%となった(図3)。
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Q2で「かなりある」または「ややある」とした回答者に、「Q4.ファクスで受領した書類の内容をどのように受注システムに入力していますか(n=235)」と質問したところ、「手入力している」が60.4%、「システムによって自動入力がされている」が34.0%となった(図4)。
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Q2で「かなりある」または「ややある」とした回答者に、「Q5.あなたは、ファクスでのやり取りをやめたいと思いますか(n=235)」と質問したところ、「非常にそう思う」が36.9%、「ややそう思う」が51.5%となった(図5)。
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Q5で「非常にそう思う」または「ややそう思う」とした回答者に、「Q6.やめたいと思っているにもかかわらず、やめることができない理由を教えてください(複数回答)(n=208)」と質問したところ、「取引先がファクスを利用しているため、他のツールに移行できない」が63.0%、「効果的な代替ツールがない」が32.2%、「手書きの書類が多く、ファクスの方が楽に送信できる」が30.3%だった(図6)。
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Q4で「手入力している」といた回答者に、「Q7.データ入力業務を自動化できるサービスがあれば導入したいと思いますか(n=142)」と質問したところ、「非常にそう思う」が45.8%、「ややそう思う」が42.3%となった(図7)。
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