Exa Enterprise AIは2024年10月21日、宝印刷と共同で株主総会における想定問答の作成を支援するAIサービスを提供すると発表した。宝印刷が持つディスクロージャー(情報開示)の知見を「exaBase IRアシスタント」に取り入れて構成し、経営初年度における想定問答の作成支援パッケージや株主総会でのワンタイム利用サービスを提供する。
エクサウィザーズ子会社のExa Enterprise AIは、宝印刷と共同で株主総会における想定問答の作成を支援するAIサービスを提供する。宝印刷が持つディスクロージャー(情報開示)の知見を、生成AIを活用したIR(インベスターリレーションズ)支援サービス「exaBase IRアシスタント」(画面1)に取り入れて構成する。
想定問答の作成にあたっては、株主総会でよく聞かれる基本的な質問、継続的な把握・更新が難しい法規制、直近の株主総会トレンド、顧客各社の開示資料から読み取れる顧客各社のニーズに適合した固有の質問などを反映させることができる。
画面1:exaBase IRアシスタントの画面例(出典:Exa Enterprise AI)拡大画像表示
宝印刷の支援の下、経営初年度における想定問答の作成支援パッケージや、株主総会でのワンタイム利用サービスを提供する。ユーザー企業は、経営2年目以降の更新において、exaBase IRアシスタントのみを継続利用することも可能。料金は作成する質問数などによって異なる。
Exa Enterprise AIによると、ベースとなるexaBase IRアシスタントは、2023年10月のリリース後に複数の東証上場企業が導入。機関投資家対応や決算準備、株主総会での活用を中心に、IRをはじめ株主総会所管部門の総務、法務、経営企画、経理など広範な部署で活用されているという(関連記事:東急、IRに特化した生成AIサービスを導入、決算説明会の想定質問/回答案作成などに活用)。
Exa Enterprise AIと宝印刷は2023年8月に業務提携契約を締結し、exaBase IRアシスタントの販売・開発で協業を開始。2024年4月には宝印刷の開示決算自動化システム「WizLabo」(注1)とのAPI連携など両社のサービス強化に取り組んできた。その一環で今回の新サービスの開発・提供に至った。
注1:WizLaboは、宝印刷が開発・提供する開示決算自動化システム。証券取引所のTDnetに提出した適時開示情報や金融庁EDINETに提出した法定開示情報を企業のIRサイトに自動反映させることができる。
Exa Enterprise AIは、昨今ではIR専任部門・担当者の有無にかかわらず、社内の人員のみで株主総会の適切な準備を行うことが難しくなっていると指摘する。特に、新規上場企業による上場後初の株主総会への準備・対応が大きな工数負担となっているという。同社によると、上場会社約4000社の多くは、総務部・法務部または各事業部において、来場する投資家との戦略的な対話に向け、開催の半年~3カ月前から想定問答の作成業務を行っている。
「IR専門人材の求人は6年で4倍と、資本市場と対話できる人材へのニーズが高まっている。毎年開かれる株主総会では、株主提案数が過去最高を更新し続ける中、新NISA台頭による個人投資家層の増加や、2025年4月以降からの東証プライム企業に対する英文開示の義務化を受け、株主総会やIR周辺業務の課題は山積している」(Exa Enterprise AI)
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