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データベース監査「Insight PISO」新版、Azure SQL Databaseの監査ログを取得可能に

2024年12月24日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

インサイトテクノロジーは2024年12月24日、データベース監査ソフトウェア「Insight PISO」(旧称:PISO)の新版を提供開始した。新版では、監査対象のデータベースを増やし、新たにAzure SQL Databaseの監査ログを取得して監査できるようにした。

 インサイトテクノロジーの「Insight PISO」(旧称:PISO)は、データベース監査ソフトウェアである。「いつ、だれが、どのようなデータベース操作をしたのか」といった、内部統制上必要になる情報を収集して分析てきる(関連記事データベース監査ツール「PISO」、Amazon RDSの全DBエンジンで利用可能に)。

 特徴は、監査ログの収集方法として、トランザクションログと同等の情報をデータベース管理システム(DBMS)のメモリー領域から取得する方式を採用していること。これにより、DBMSにかける負荷を低く抑えている。そのうえで、それぞれのDBMSが備える監査機能を利用して、ログイン成功/失敗や特権ユーザーによるデータベース操作といった情報を取得する。

 PISOはそれぞれのDBMSごとに提供している。新版では、Azure SQL Database対応版を追加した。以下は現在の監査対象DBMSである。

 オンプレミス版の監査対象DB

  • Oracle Database
  • Microsoft SQL Server
  • Fujitsu Symfoware
  • FUJITSU Software Enterprise Postgres
  • EDB Postgres Advanced Server
  • PowerGres Plus
  • PostgreSQL
  • MySQL

 クラウドサービス版の監査対象DB

  • Amazon Aurora PostgreSQL
  • Amazon Aurora MySQL
  • Amazon RDS for SQL Server
  • Amazon RDS for Oracle
  • Amazon RDS for MySQL
  • Amazon RDS for Maria DB
  • Azure SQL Database

 インサイトテクノロジーはPISOの利用率の高さをアピールしている。データベース監査に携わる会社員332人を対象に同社が2024年12月に実施した調査によると、全体の13%がAzure SQL Databaseを利用している。マネージドDB全体の中では4位の利用者数である(図1)。

図1:ユーザーが利用しているデータベース(出典:インサイトテクノロジー)
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