インサイトテクノロジーは2022年3月31日、データベース監査ソフトウェア「PISO」の新版を提供開始した。新版では、監査対象のデータベースを拡充した。Amazon RDS環境下で利用可能な全データベースエンジンを監査可能にした。
インサイトテクノロジーの「PISO」は、データベース監査ソフトウェアである。「いつ、誰が、どのようなデータベース操作をしたのか」といった、内部統制上必要になる情報を収集して分析する(関連記事:インサイトテクノロジー、DB監査ツール「PISO」でAmazon RDS for Oracleを監査可能に)。
PISOの特徴は、監査ログの収集方法として、トランザクションログと同等の情報を、データベース管理システム(DBMS)のメモリー領域から取得する方式を採用していること。これにより、DBMSにかける負荷を低く抑えている。この上でさらに、それぞれのDBMSが備える監査機能を利用して、ログイン成功/失敗や特権ユーザーによるデータベース操作といった情報を取得する。
PISOはこれまで、監査対象のDBMSを増やしてきた(それぞれのDBMSごとにPISOを提供している)。今回新たに、Amazon RDS環境下のMySQLを監視する製品と、Amazon RDS環境下のMaria DBを監視する製品を追加した。これにより、Amazon RDS環境下で利用可能な全データベースエンジンを監査可能になった(図1)。
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PISOの監視対象であるAWS上のデータベースエンジンは次のとおり。
- Amazon Aurora PostgreSQL
- Amazon Aurora MySQL(関連記事)
- Amazon RDS for SQL Server(関連記事)
- Amazon RDS for Oracle(関連記事)
- Amazon RDS for MySQL
- Amazon RDS for Maria DB
一方、オンプレミス向けDBMSでPISOで監視可能なものは、Oracle Database、Microsoft SQL Server、Fujitsu Symfoware、FUJITSU Software Enterprise Postgres、EDB Postgres Advanced Server、PowerGres Plus、PostgreSQL、MySQLである。