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河合塾、メール/ファイル共有をMicrosoft 365に移行、アクセス制御や誤送信対策に「HENNGE One」を利用

2025年2月21日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

学校法人河合塾(本部:愛知県名古屋市)は、グループウェア「Microsoft 365」の運用にあたり、ID管理/アクセス制御やメールセキュリティの仕組みを追加するため、クラウド型のセキュリティサービス群「HENNGE One」を導入した。HENNGEが2025年2月7日に発表した。

 河合塾は、メール、Web会議、チャットツール、ファイルサーバーなどのツールを組み合わせて利用していた。2021年、コスト削減や効率化などの観点から、日本マイクロソフトのクラウド型オフィスアプリケーション/グループウェア「Microsoft 365」への移行を決定した。

 Microsoft 365の標準機能では、同社のセキュリティ要件を満たせないと判断し、HENNGEのクラウド型のセキュリティサービス群「HENNGE One」を導入した。

 インターネットからアクセス可能になり、情報が社外に漏洩するリスクがあるので、承認したユーザーと端末にだけ外部からの接続を許可する仕組みを必要としていた。そこで、ID管理/SSO(シングルサインオン)の「HENNGE Access Control」を導入した。

 HENNGE Access Controlが、外部からのアクセスの制御のほか、同社の人事情報を基にActive Directory/Microsoft Entra IDのアカウントを管理。社外からのアクセスを許可したユーザーには、デバイス用デジタル証明書「HENNGE Device Certificate」を配布している。

 加えて、メールを安全に使うために、メールの誤送信防止の仕組みと、セキュリティ上好ましくない方式であるPPAP(添付ファイル暗号パスワードの別送)からの脱却が必要だった。これには、メールセキュリティの「HENNGE Email DLP」を導入し、送信後に5分間保留する誤送信対策の仕組みを取り入れた。PPAPの代替として、メール添付ファイルを自動的にダウンロードURLに変換する機能を利用している。

 合わせて、メール長期保管の「HENNGE Email Archive」を導入し、主に退職者のメール送受信ログやメール内容の事後調査などに活用している。河合塾は、Microsoft 365のアーカイブ機能よりもUIが使いやすく検索性も高いと評価する。

 ほかには、大容量ファイルを送付する共通の仕組みが求められていた。Microsoft 365の導入以前は、各自がバラバラの外部サービスを利用していたという。これに対しては、ファイル転送の「HENNGE Secure Transfer」で、ファイル送付手段を統一・共通化した。管理側からファイルの送受信ログを把握できるだけでなく、社外の人に対しても、ダウンロードURLを作成・送付することで安全にファイルを受け渡せる。

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