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NTTPC、統合ネットワークサービス「Prime ConnectONE」を拡充、月額9800円VPNプランなど

2025年3月21日(金)IT Leaders編集部、日川 佳三

NTTPCコミュニケーションズは2025年3月19日、統合ネットワークサービス「Prime ConnectONE」に6つの新プラン/グレードを追加し、提供を開始した。月額9800円(税別)の低価格VPNプラン、パブリッククラウドへの閉域接続、専用線接続、エンドポイントセキュリティなどで構成する。

 NTTPCコミュニケーションズの「Prime ConnectONE」は、統合ネットワークサービスである。AIOpsをコンセプトに、ネットワークとセキュリティの運用をAIで効率化・自動化することに注力している(関連記事NTTPC、AIOpsに注力した統合ネットワークサービス「Prime ConnectONE」を発表)。

 2024年7月に最初のリリースとして、Webセキュリティゲートウェイ(プロキシ)、DNSサーバー、ネットワーク回線(ベストエフォート1Gbps)などをラインアップして提供している(関連記事NTTPC、統合ネットワークサービス「Prime ConnectONE」を販売開始、1Gbps回線やプロキシ/DNSなど)。

 図1は、今回リリースしたプラン/グレードと今後のロードマップである。閉域網へのネットワーク接続回線プラン/グレードを拡充したほか、新たなセキュリティサービスとしてエンドポイントセキュリティを追加している。

図1:「Prime ConnectONE」に今回加わったプランと今後のロードマップ(出典:NTTPCコミュニケーションズ)
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 ネットワーク回線サービスでは、安価な「ベストエフォート」プランにおいて最も安価な月額9800円(税別)のBasicを追加。これに伴って、既存のグレードはStandardとなった。帯域は共通で1Gbpsのベストエフォートだが、BasicではインターネットブレイクアウトとLTEバックアップが省かれている。

 専用線をアクセス回線に用いる帯域確保型VPNサービス「ギャランティ(Basic)」プランが加わった。本社やデータセンターなどの重要拠点からPrime ConnectONEの閉域網に接続する用途に適している。

 主要なパブリッククラウドに閉域接続する「クラウドコネクト」プランが加わった。StandardはAWSとAzureに接続可能。PremiumはAWS、Azure、Google Cloud、OCIに接続可能で、より広帯域となる。

 WANサービス「Master'sONE」とPrime ConnectONEを相互に接続可能な「Master'sONEコネクト」プランが加わった。Master'sONEユーザーがPrime ConnectONEをスムーズに使い始められるとしている。

 セキュリティサービスについては、既存のWebセキュリティ(プロキシサーバーとDNSサーバー)に、クライアントPCを保護するエンドポイントセキュリティが加わった。ウイルス/マルウェア対策エンジンなどのEPP(エンドポイント防御)とEDR(エンドポイント検知・対処)を提供する。

 サービス/プランと料金は表1のとおり。NTTPCは段階的にサービスを充実させ、図1にあるように、2025年6月にはAIOpsの中心となる新たなダッシュボードをリリースする予定。ダッシュボードにより、確認・対応すべき箇所が一目で分かり、トラブル発生時にはAIが原因特定や復旧作業を支援するとしている。

表1:「Prime ConnectONE」のサービス/プランと料金(出典:NTTPCコミュニケーションズ)
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NTTPCコミュニケーションズ / VPN / AIOps / EDR / エンドポイントセキュリティ / インターネット / ITインフラ / AWS / Azure / Google Cloud / 閉域接続 / OCI

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