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BPMN 2.0準拠の業務プロセス設計/実行ソフト「UiPath Maestro」、2025年第2四半期に提供

RPAやAIエージェントを組み合わせてワークフローを設計

2025年4月16日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

UiPathは2025年4月16日、業務プロセスモデリング/実行ソフトウェア「UiPath Maestro」を発表した。2025年第2四半期から提供する。BPMN 2.0準拠でワークフローを作図/定義/実行し、RPAタスクやAIエージェント、外部APIなど各種のアクションを業務プロセスに組み込むことができる。UiPathがBPMN 2.0ベースのソフトウェアを提供するのは今回が初めてとなる。

 UiPathの「UiPath Maestro」は、業務ワークフローを標準記法のBPMN(Business Process Modeling Notation) 2.0を用いて作図/定義し、実行するプロセスモデリング/実行ソフトウェアである。RPAのタスクやAIエージェント、外部APIなど各種のアクションを、業務プロセスに組み込むことができる(図1)。

図1:業務ワークフローモデリング/実行ソフトウェア「UiPath Maestro」の概要(出典:UiPath)
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 業務プロセスの実行状況を監視する機能を備える。ワークフローの実行状況は、BPMNのモデル図上でどの処理を実施中なのかをリアルタイムに確認できる。どの処理で時間がかかっているのかをヒートマップで表示するといった業務プロセスの改善に役立つ情報をもたらす。

 UiPathは、ワークフローの中でAIエージェントを活用することを想定している。コネクタやAPI連携など各種インタフェースを通じてAIエージェントをワークフローに組み込めるようにする。定型処理はRPAロボットなどで実行し、人間の判断を要する処理をAIエージェントに任せることで、業務の多くを自動化できる。

 例えば、請求書の処理プロセスでは、発注書と請求書の照合をRPAロボットに任せ、妥当性の判断(社内の例外ポリシーに合致しているかの調査など)や、一致しなかった場合の請求者とのやりとりなどをAIエージェントに担わせる。AIエージェントは、判断後のアクション(API呼び出しやGUI操作、人間へのエスカレーションなど)も実行する。

 すでにUiPath自身がAIエージェントを開発するツール「Agent Builder」を提供している。生成AIのプロンプトで目的やゴールを指定すると、AIエージェントをノーコードで開発できるツールである(関連記事UiPath、RPAと協調して動くエージェントの開発ツール「Agent Builder」を発表)。

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UiPath / BPMN / AIエージェント

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