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PUMA、クラウドHCM「Workday」をグローバルで導入、人事業務/人材開発を改善

2025年4月24日(木)日川 佳三、河原 潤(IT Leaders編集部)

スポーツ用品メーカーの独PUMAは、ワークデイのクラウド型HCM(人事・人材管理)アプリケーション「Workday HCM」をグローバルで導入・運用している。業務プロセスの標準化と自動化を進めて、人事業務の効率向上や、社員のスキル評価など人材育成強化を図っている。米ワークデイが2025年4月23日(米国現地時間)に発表した。

 独PUMA(Puma SE、日本法人:プーマジャパン)は、ドイツ・バイエルン州ミッテルフランケン・ヘルツォーゲンアウラハを本拠に、世界各国で2万人以上の従業員を擁するグローバルメーカーである。

 1948年、ルドルフ・ダスラー氏(独アディダスの創業者アドルフ・ダスラー氏の兄)によって設立され、アディダスとの熾烈な競争を繰り広げた草創期を経て、サッカーワールドカップやオリンピックなどで同社製シューズが有力な選手たちに支持されたのを機に、世界的なスポーツアパレルブランドとなっていった。

 同社は、事業の急速なグローバル展開を管理するため、ワークデイのクラウド型HCM(人事・人材管理)アプリケーション「Workday HCM」(画面1)を導入。日本やアジア太平洋地域を含むグローバル全地域で一貫した人事プロセスを確立している。

画面1:クラウドHCM「Workday HCM」の画面例(出典:ワークデイ)
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 HCMのほかにも、「Workday Learning」(eラーニング)、「Workday Recruiting」(採用)、「Workday Compensation」(報酬管理)、「Workday Absence Management」(休暇・休職管理)を導入している。

 Workdayの製品群を活用して、従業員と管理者が人事部門に頼ることなくセルフサービスで必要な手続きや問題解決を行えるようにした。PUMAによると、現在、業務プロセスの95%は従業員の主導で開始されているという。プロセスの標準化と自動化を進めたことで、人事業務の効率を向上させている。

 人材開発面では、従業員のスキル評価や人材の定着率向上にWorkdayを活用PUMAが人材育成を重視し、社員の成長機会を積極的に創出していることの表れとして、管理職ポストの80%が社内からの登用であるという。

 PUMAは、「Workdayから得られるデータと業務プロセスが、社内のコラボレーションを活性化させている。優秀な人材の発掘、育成、定着に寄与することで、競争優位性の確立につながっている」と評価している。

 「Workdayにより、データの整合性、品質、透明性の向上を実現した。信頼できる唯一の情報源(Single Source of Truth)であり、Workdayが提供する洞察にアクセスすることで、より確かな情報に基づいた意思決定を下せるようになった」(PUMA)

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