カメラのキタムラ(本社:東京都新宿区)と、同社の事業を支援するキタムラ(本社:東京都新宿区)は、新リース会計基準に伴う業務負荷の軽減を目的に、ワークスアプリケーションズ(WAP)の固定資産管理システム「HUE Asset」を導入する。店舗の不動産管理を効率化し、会計処理までをワンストップで連携させて業務を効率化する。WAPが2025年4月24日に発表した。
キタムラは、「カメラのキタムラ」や「スタジオマリオ」など多数の店舗を管理している。2027年度から適用の新リース会計基準では、不動産賃貸契約のオンバランス計上が求められるが、同社が運用する現行の不動産賃貸契約管理システムは、新基準に対応していなかった。
「現行システムでは契約管理担当者からリース会計担当者へと、契約情報を都度共有する必要もあり、情報管理が煩雑化。店舗数が多いことから、固定資産・リース会計処理自体も大量に発生していた」という。
これらの課題を解消するため、不動産賃貸契約管理と合わせて固定資産管理全体のシステム刷新を決定し、次期システムとしてワークスアプリケーションズ(WAP)の固定資産管理システム「HUE Asset」(画面1)を採用した(関連記事:固定資産管理システム「HUE Asset」が新リース会計基準に準拠、不動産契約もオンバランスで計上)。

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HUE Assetは不動産管理機能を備え、情報入力から新基準対応のリース会計処理までワンストップで対応する。契約管理担当者が入力した情報は、リース会計担当者へと自動で連携されるため、情報共有の手間が減る。キタムラは、標準機能の範囲内でカスタマイズせずに同社の業務をすべてカバーできる点も評価した。
キタムラは、HUE Assetにより、固定資産管理に加え、多店舗業態特有の大量の物件の処理、建設仮勘定の精算処理や減損兆候判定・認識・測定など、周辺業務も幅広く自動化するとしている。