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NTTPC、統合ネットワークサービス「Prime ConnectONE」のAI運用を強化、検知した異常を自律的に調査・通知
2025年6月6日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)
NTTPCコミュニケーションズは2025年6月4日、統合ネットワークサービス「Prime ConnectONE」のAIOps機能を強化し、同年6月30日から提供すると発表した。検知した異常をAIエージェントが自律的に調査して結果をユーザーに通知する機能や運用管理ダッシュボードが加わった。同年9月には画像診断機能を追加する予定で、ルーター機器のランプ・配線などの撮影画像から故障個所を診断できるようにする。
NTTPCコミュニケーションズの「Prime ConnectONE」は、統合ネットワークサービスである。AIOpsをコンセプトに、ネットワークとセキュリティの運用をAIで効率化・自動化することに注力している(関連記事:NTTPC、AIOpsに注力した統合ネットワークサービス「Prime ConnectONE」を発表)。
2024年7月に最初のリリースとして、Webセキュリティゲートウェイ(プロキシ)、DNSサーバー、ネットワーク回線(ベストエフォート1Gbps)などをラインアップして提供した(関連記事:NTTPC、統合ネットワークサービス「Prime ConnectONE」を販売開始、1Gbps回線やプロキシ/DNSなど)。
2025年3月には、閉域網へのネットワーク接続回線プラン/グレードを拡充したほか、新たなセキュリティサービスとしてエンドポイントセキュリティを追加した(関連記事:NTTPC、統合ネットワークサービス「Prime ConnectONE」を拡充、月額9800円VPNプランなど)。

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今回、AIOps機能を強化した。検知した異常をAIエージェントが自律的に調査し、詳細結果をメールなどでユーザーに通知する機能を追加した(図1)。ユーザーからの問い合わせを起点とした調査も行える。2025年9月には画像診断機能を追加する予定で、ルーター機器のランプ・配線などの撮影画像から故障個所を診断できるようにする。
ほかには、運用管理ダッシュボード(画面1)が加わった。ネットワークとセキュリティの状況を一元的に可視化する。異常や問題点を赤色に統一したことで、直感的に素早く必要なアクションを把握できるとしている。

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