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ピュア・ストレージ、「FlashArray」を刷新、S3互換オブジェクトストレージとして利用可能に

処理性能特化の「FlashArray//ST」を追加

2025年6月19日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

米ピュア・ストレージ(Pure Storage)は2025年6月18日(米国現地時間)、オールフラッシュストレージ「FlashArray」の新機種を発表した。最新世代の「FlashArray//XL R5」や処理性能に特化した新機種「FlashArray//ST」を追加した。また、ブロック/ファイルストレージに加えて、Amazon S3互換のオブジェクトストレージとしても使えるようにした。

 米ピュア・ストレージ(Pure Storage)の「FlashArray」は、オールフラッシュストレージである。当初はSAN(iSCSI/FC)接続のブロックストレージだったが、2020年6月にリリースしたストレージOS「Purity//FA 6.0」以降はNAS(SMB/NFS)接続のファイルストレージとしても利用可能になっている(関連記事ピュア・ストレージ、新OSのPurity//FA 6.0でSMB/NFSファイルアクセスを追加、SAN/NAS統合ストレージに)。

図1:オールフラッシュストレージ「FlashArray」で使えるストレージアクセスプロトコルの種類。新たにオブジェクトプロトコルでアクセスできるようにした(出典:ピュア・ストレージ・ジャパン)
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 今回、Amazon S3互換のオブジェクトストレージとしても利用できるようにし、ブロック/ファイル/オブジェクトの主要プロトコルをすべてカバーしている。拠点/エッジに置くストレージにオブジェクトプロトコルでアクセスするニーズなどに応える(図1)。なお、スケールアウト型ストレージ「FlashBlade」は以前よりオブジェクトプロトコルに対応している(関連記事ピュア・ストレージ、GB単価0.2ドル未満をうたう容量重視のオールフラッシュストレージ「FlashBlade//E」)。

 また、FlashArrayのラインアップに、処理性能に特化した新機種「FlashArray//ST」が加わった。インメモリーデータベースや大規模なOLTP(オンライントランザクション処理)など、低レイテンシを必要とするワークロードに向けて設計されている。I/Oの経路を最適化することで、5Uラックマウントの筐体で1秒あたり1000万I/Oを超える性能を確保したという(図2)。

図2:性能特化のオールフラッシュストレージ新機種「FlashArray//ST」の概要(出典:ピュア・ストレージ・ジャパン)
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 既存モデルでは、最新世代として「FlashArray//XL R5」を投入する。ラックユニットあたりの I/O性能が前世代比で約2倍に高速化したほか、最大物理容量が最大で50%増加している(図3)。

図3:オールフラッシュストレージ新世代「FlashArray//XL R5」の概要(出典:ピュア・ストレージ・ジャパン)
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