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ROUTE06、ドキュメント不在のレガシーシステムをAIで解析/構造化する「Acsim リバースエンジニアリング」

JavaやCOBOLなど主要11言語以上に対応、27種以上の設計資産を自動生成

2026年3月6日(金)日川 佳三、河原 潤(IT Leaders編集部)

ROUTE06は2026年3月5日、システム開発支援サービス「Acsim リバースエンジニアリングサービス」の提供を開始した。設計書が存在せず、ブラックボックス化したレガシーシステムのソースコードをAIで解析し、再設計可能な構造へ再編する。成果物として、設計書、セキュリティ診断、改善提案を含む設計資産一式を提供する。従来数カ月かかっていた作業を最短2週間に短縮し、モダナイゼーションプロジェクトの初動を加速させるとしている。

 ROUTE06(ルートシックス)の「Acsim(アクシム)リバースエンジニアリングサービス」は、AIを活用してソースコードと業務情報を解析し、設計資産を短期間で再構築するシステム開発支援サービスである。設計書やドキュメントが失われたレガシーシステムの解析において、従来は数カ月を要していた工程を最短2週間に短縮し、モダナイゼーションプロジェクトの初動を加速させるとしている。

 サービス投入の背景についてROUTE06は、レガシーシステムが長年の改修・運用を経てブラックボックス化している状況を挙げる。「設計と実装の乖離や、担当者の退職・異動によって内部構造を把握できる人材の不在など、「何がどう動いているか分からない」状態が常態化している。こうした状態では、改修や刷新時の影響範囲を正確に見積もれず、工数の算出も困難になり、モダナイゼーションの初動が数カ月単位で遅延し、計画自体が頓挫するケースも少なくない」(同社)。

図1:「Acsim リバースエンジニアリングサービス」の主要機能(出典:ROUTE06)
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 ROUTE06によると、同サービスでは、累計1億行超のソースコード解析実績と100種類超の検証データを持つAIモデルを活用するという。Java、Python、C#、COBOL、PL/I、RPGなど、基幹業務/レガシーシステムで多く使われる主要言語11種以上に対応。API設計書、機能設計書、業務フロー、テストケース、セキュリティ診断レポート、改善提案書など、設計工程に必要な27種類以上の成果物を自動生成。そのまま再設計・要件定義に活用できる(図1)。

 単なる構造把握にとどまらず、「次に何をすべきか」を意思決定できる点も特徴としている。生成される成果物には、網羅性や整合性を数値化した「信頼度スコア」のほか、改善項目と優先度、設計の背景や制約条件を言語化した「機能設計意図書」が付与される。これにより、現状業務(As Is)の全体像を可視化し、刷新プロジェクトの立ち上げや再設計、後継者育成を支援する。

 また、ソースコード解析と同時に脆弱性や情報漏洩リスクを可視化するセキュリティ診断も並行して実施する。モダナイゼーションの初期段階でセキュリティ課題を把握することで、後工程での手戻りを防ぐ仕組みだ。機密情報の取り扱いについては、顧客との間でNDA(秘密保持契約)を締結した上でサービスを提供する。ソースコードの解析はローカル環境で実施し、外部クラウドへの保存・蓄積は行わない。要望に応じてオフライン環境での実行にも対応する。

 ROUTE06によると、Acsim リバースエンジニアリングサービスは、同社のAI要件定義プラットフォーム「Acsim」とは独立して提供されるが、生成した成果物をAcsimに連携させることで、要件定義や構想・設計フェーズにそのまま接続することも可能という。

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