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運用管理ソフト「Hinemos ver.7.2」、MCPで生成AIと連携し監視データの分析を自動化可能に

2026年4月9日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

NTTデータ先端技術は2026年4月8日、システム運用管理ソフトウェア新版「Hinemos(ヒネモス) ver.7.2」を発表した。同年4月22日から提供する。新版では、MCPを介して生成AIとHinemosを接続できるようにした。生成AIに自然言語で問い合わせるだけで、監視結果などHinemos内のデータを活用した回答が得られる。販売目標は、2026年度末までに2500件。

 NTTデータ先端技術の「Hinemos(ヒネモス)」は、オープンソースのシステム運用管理ソフトウェアである。専用のエージェントソフトウェアをインストールしたPCサーバー(Linux、Windowsなど)やSNMP対応のネットワーク機器を一元管理する。システム稼働監視、ソフトウェア配布とパッチ適用、ジョブのスケジュール実行といった機能を提供する(関連記事運用管理ソフト新版「Hinemos Ver.7.1」、クラウド管理対象にOCIとGoogle Cloudを追加)。

 新版では、HinemosにMCP(Model Context Protocol)サーバー機能を搭載し、生成AIとHinemosを接続できるようにした(図1)。Hinemosが持つ運用情報を、MCPに対応した生成AIサービスへと自動で受け渡せる。ユーザーは、生成AIに自然言語で問い合わせるだけで、Hinemos内の監視結果やイベント情報を要約・分析できる。日々の運用状況の確認から障害発生時の1次切り分けまでを生成AIに任せられるようになる。

図1:外部の生成AIサービスがHinemosのデータを活用できるようにMCPサーバー機能を追加した(出典:NTTデータ先端技術)
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 新版ではまた、Amazon Web Services(AWS)上にHinemos環境を自動構築できる「スマートスタート on AWS」サービスを提供する(図2)。Hinemosポータルサイトから申し込むだけで、AWS上に2カ月間利用可能な評価版のHinemos環境を自動で構築できる。これにより、AWS環境で手軽にHinemosを試せるようになる。

図2:「Hinemos ver.7.2」で追加した3つの新機能(出典:NTTデータ先端技術)
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 同サービスでは、Hinemosをインストール済みのマシンイメージを提供するだけでなく、ネットワーク設定やログ管理の仕組みなど、Hinemosを運用管理サーバーとして運用するために必要なシステム基盤まで自動的に構築する。評価期間が終了した後は、Hinemosのサブスクリプションを契約することで、そのまま本番環境として継続利用することも可能である。AWS環境での初期構築にかかる工数を削減し、迅速に運用を開始できるとしている。

 新版ではさらに、電話やSMSなどの通信機能をAPIで提供するクラウドサービス「Twilio」との連携により、Hinemosから自動で電話やSMSを発信できる電話通知機能を追加した。アラートが発生した際、人手を介さず担当者に通知できる。発信時のフロー制御も可能で、システムごとの発信先変更、グループへの一斉発信、優先度に応じた順次発信など、柔軟な運用が可能である。応答確認機能も備えており、障害発生時の連絡漏れを防止できる。

 Hinemosの周辺ツールで監視アラートメッセージをフィルタリングする「Hinemosメッセージフィルタ」も強化した。同ツールは、条件(When)とアクション(Then)のペアをDRL(Drools Rule Language)形式で記述する。今回、アクションの記述において、「非同期アクションの終了を待ってから次に進む」処理を簡潔に書けるようにした。また、従来のルール変数では扱いにくかった構造化データを保持して参照できるようにしたことで、複雑なルールを実装しやすくした。

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