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運用管理ソフト新版「Hinemos Ver.7.1」、クラウド管理対象にOCIとGoogle Cloudを追加

AWS/Azure/OCI/Google Cloudのマルチクラウド環境に対応

2024年4月3日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

NTTデータ先端技術は2024年4月2日、システム運用管理ソフトウェアの新版「Hinemos ver.7.1」を同年4月12日から提供すると発表した。新版では、他の運用管理ソフトウェアからの移行を支援するツール「Hinemos Migration Assistant」を追加し、ソフトウェアの設定内容をHinemosで引き継げるようにする。販売目標は2025年度末までに1500本。

 NTTデータ先端技術の「Hinemos(ヒネモス)」は、オープンソースのシステム運用管理ソフトウェアである(図1)。HTTPで通信する専用エージェントをインストールしたPCサーバー(Linux、Windowsなど)やSNMP対応のネットワーク機器を一元管理する。システム稼働監視、パッチ適用などデプロイ管理、ジョブ管理などの機能を提供する(関連記事NTTデータ先端技術の運用管理ソフト新版「Hinemos Ver.6.2」、情報収集を強化)。

図1:「Hinemos ver.7.1」の概要
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 新版の「ver.7.1」では、パブリッククラウドに特化した運用管理機能の対象となるクラウドサービスとして、Amazon Web Services(AWS)とMicrosoft Azureに加えて、Oracle Cloud Infrastructure(OCI)とGoogle Cloudの管理機能を用意した。クラウド管理機能では、SNMPなどによる通常の運用監視のほか、管理APIを介してクラウド環境特有のリソース値を監視する。また、OCIとGoogle Cloudでの運用管理の可用性向上の仕組みとして、Hinemos自体の冗長化機能を備えている。

 また、他の運用管理ソフトウェアからの移行を支援するツール「Hinemos Migration Assistant」を追加した。ソフトウェアの設定を変換して、設定内容をHinemosで引き継げるようにする。「移行元と移行先の両方の仕様と特徴を把握し、ソフトウェアの設定を適切な形で移行しないと、予期せぬ動作や性能問題が発生する」(同社)ことに対処する。

 ほかには、メッセージフィルタ機能を強化している。Hinemosが受信するイベントやアラートなどのメッセージをルールに則ってフィルタリングし、不要なメッセージの除去や関連するメッセージの集約などを行う機能で、新版では、フィルタリングルールの設定により、外部システムに対してHinemosからメッセージを送信できるようにしている(Syslog、メール、HTTPリクエストのいずれか)。また、Hinemosのカレンダー情報を用いたルール指定にも対応した。

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NTTデータ先端技術 / Hinemos / OCI / Google Cloud

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