TwoFiveは2026年4月7日、米Netnumberのデータ参照サービス「電話番号インテリジェンスサービス」を国内で提供すると発表した。調べたい電話番号をAPIに渡すと、現在の通信キャリア、回線タイプ、有効性などをJSON形式で返してくれる。SMSや音声通話の送信用途を主な対象とする。SMS配信事業者のルーティング精度向上や、EC事業者や金融機関の不正利用対策に活用できる。
TwoFiveが国内提供を開始する「電話番号インテリジェンスサービス」は、米Netnumberが開発・提供する「Number Intelligence」をベースにしたデータ参照サービスである(図1)。
図1:「Number Intelligence」の概要(出典:米Netnumber)拡大画像表示
相手の携帯電話番号を宛先にして短いテキストメッセージを送受信できるSMS(ショートメッセージサービス)や音声通話の送信用途を主な対象とし、電話番号にひもついた情報をリアルタイムで返す。調べたい番号をAPIに渡すと、現在の通信キャリア、回線タイプ、有効性などをJSON形式で返してくれる。Webブラウザから対話型に調べられるポータルを用意している。
APIサービスは主に2つあり、「Carrier ID」は、SMS配信事業者が正しいキャリアを送信経路として選べるようにするAPI。「Number Check」は、EC事業者や金融機関が不正対策として電話番号の有効性・信頼性を確認できるAPIである。
Carrier IDは、独自のデータベースを参照して電話番号の現在のキャリアを調べる。TwoFiveは、Carrier IDが求められる背景を次のように説明する。
「SMSは企業システムから個人へと直接送信しているわけではなく、SMS配信事業者のAPIに電話番号とメッセージ本文を渡し、配信事業者がモバイル通信事業者ごとの接続経路を介して届けている。携帯電話番号ポータビリティ(MNP)でキャリアが変わっていた場合、電話番号の先頭数ケタでキャリアを判断すると正しい経路でSMSを送ることができず、不到達やコスト高の問題が生じる」
もう1つのAPI、Number Checkについては、SIMスワップ詐欺の多発を挙げる。「攻撃者が被害者になりすまして携帯キャリアにSIMの再発行を要求し、被害者の電話番号を自分のSIMに移し替える。こうして不正移転した番号にワンタイムパスワード(OTP)を通知すると2段階認証を突破されてしまう」(TwoFive)。
Number Checkでは、電話番号の効性・信頼性を確認できる情報として、回線タイプ(モバイル、固定回線、インターネット電話)、有効性(現時点で実際に使える番号か)、詐欺に使われるなどしてブラックリストに載っているかといったデータを提供する。
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