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IBM、企業内AIエージェントの統制・運用基盤となる製品群を発表

2026年6月2日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

日本IBMは2026年6月2日、米IBMが同年5月5日に開催した年次カンファレンス「Think 2026」での発表内容を説明した。各部門がAIエージェントを独自に構築・運用するようになったことで統制が困難になりつつある状況を背景に、「エージェント管理」「データ基盤」「IT運用」「ガバナンス」の4領域からなるAI運用モデルを提唱し、各領域を担う製品・機能を説明した。

 日本IBMは、米IBMが2026年5月5日に開催した年次カンファレンス「Think 2026」での発表内容を説明した。各部門がAIエージェントを独自に構築・運用するようになったことで統制が困難になりつつある状況を背景に、(1)「エージェント管理」、(2)「データ基盤」、(3)「IT運用」、(4)「ガバナンス」、の4領域からなるAI運用モデルを提唱している。

 (1)エージェント管理領域をカバーする背景には、AIエージェントが業務を担うようになると「どのエージェントが何の処理を実行しているか」「どの権限を持っているか」などを把握・管理することが難しくなるという事情がある。同社は、「課題は、AIエージェントを作れるかどうかではなく、増え続けるAIエージェントを企業として管理・統制できるかどうかに移った」と指摘する。

 この課題に対して同社は、AIエージェント作成・実行基盤「watsonx Orchestrate」の次世代版(プライベートプレビュー)を提供する(図1)。複数のAIエージェントに対し、どのAIエージェントがどの業務システムやデータにアクセスできるかといったポリシーを一元的に管理する。

図1:AIエージェント開発・運用・管理基盤「watsonx Orchestrate」によるAIエージェントの統制イメージ(出典:日本IBMは)
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 (2)データ基盤領域をカバーする背景には、AIエージェントが正確に動作する前提として、業務システムの最新データをリアルタイムに参照できる仕組みが必要になるという事情がある。しかし現実には、企業のデータは各システムに分散しており、AIエージェントが参照できる状態になっていないケースが多い。

 この課題に対して同社は、米IBMが2026年3月に買収した米Confluentの製品を提供する(図2)。Apache KafkaとApache Flinkを中核とするリアルタイムデータストリーミング製品であり、業務システムで発生したデータの変更イベントをリアルタイムに収集・配信し、AIエージェントや分析基盤が利用できるようにする。

図2:データ基盤「Confluent」の概要(出典:日本IBMは)
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●Next:AIエージェントのセキュリティとガナバンス

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