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アステリア、業務システムのノーコード開発基盤「Platio Canvas AI」、生成AIとの対話で構築

2026年8月28日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

アステリアは2026年8月27日、ノーコード開発ツール「Platio Canvas AI」の提供を始めたと発表した。生成AIとの対話だけで業務アプリケーションを開発・改善できる。既存システムとの連携機能、アクセス制御などのセキュリティ機能、監査ログによるガバナンス機能などを標準で備えており、業務システムの内製化を支援する。

 アステリアの「Platio Canvas AI」は、業務アプリケーションを生成AIとの対話だけで開発・改善できるツールである(図1)。既存システムとの連携機能、アクセス制御などのセキュリティ機能、監査ログによるガバナンス機能などを標準で備えている。業務システムの内製化を支援する。

図1:業務アプリケーションを生成AIとの対話だけで開発できるツール「Platio Canvas AI」のイメージ(出典:アステリア)

 同社によると、基幹業務で使うアプリケーションには、既存システムとの連携、機密データを扱うためのセキュリティやアクセス制御、監査によるガバナンスといった要件がある。これらの要件を満たすことが難しいことから、生成AIによる開発は試作や個人利用にとどまりがちだった。

 これに対してPlatio Canvas AIは、生成AIで在庫管理などの業務アプリケーションも作れるようにした。チャットでの対話をもとに、要件定義、コード生成、データベースの構築、テスト、運用・改善までを担い、最短3分でアプリケーションを生成する。ビルド時のエラーも自動で検知・修復する。

 Webアプリケーションを生成する。Web画面はレスポンシブデザインを採用しており、PCとモバイルでレイアウトを自動的に調整する。

 アプリケーションは、AWSの東京リージョンで稼働する。高可用性、自動スケーリング、定期的なバックアップによる安定稼働、などの非機能要件を満たす。アプリケーションとデータは、他社と混在しない環境で管理する。アプリケーション利用時は、IPアドレス制限やシングルサインオン(SSO)が可能で、独自ドメインも利用できる。

 外部サービスとの連携にはAPIとMCP(Model Context Protocol)を使う。Slack、Notion、Figmaなどとワンクリックで接続できる。データ連携ツール「ASTERIA Warp」向けの専用アダプタ(2026年10月提供予定)を使えば、基幹システムを含む社内システムとのデータ連携も可能である。

 2026年10月には、社内に分散するデータを集約する機能「ナレッジDB」を標準機能として追加する(図2)。(1)PDFやOffice文書などのアップロード、(2)指定したWebサイトや社内ポータルのURLを自動で巡回・収集するクロール、(3)BoxやGoogle Drive、Slackなど、APIやMCPを介した外部サービスとの連携、(4)外部システムからPlatio Canvas AIのAPIを用いた一括登録、という4つの方法でデータを取り込める。

図2:社内に分散するデータを集約する機能「ナレッジDB」の概要(出典:アステリア)
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 ナレッジDBに取り込んだデータは、検索した情報を基に生成AIが回答をつくるRAG(検索拡張生成)の基盤としても使える。問い合わせ対応の生成AIチャットボットや、社内規程・マニュアルの検索、営業・提案に関するナレッジ検索などの機能を業務アプリケーションに組み込める。

 生成したアプリケーションは、品質をスコアリングして報告書にまとめる機能を持つ。バージョン管理機能も備えており、旧版への切り戻しも可能である。また、用途に応じて複数の生成AIモデルから適切なモデルを自動で選ぶ使い方もできる。

 料金プランは「Premium」と「Enterprise」の2種類を用意した。価格(税別)は、Premiumが月契約で月額11万円、年契約で月額10万円。Enterpriseは、月契約で月額22万円、年契約で月額20万円。PremiumはAIクレジットが固定で、EnterpriseプランはAIクレジットを追加購入できる。

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