アステリアは2026年8月27日、生成AIを活用したノーコード開発ツール「Platio Canvas AI」をリリースした。生成AIとの対話から業務アプリケーションを開発/改善できる。既存システムとの連携機能、アクセス制御などのセキュリティ機能、監査ログによるガバナンス機能などを標準で備え、業務システムの内製化を支援する。
アステリアの「Platio Canvas AI」は、生成AIとの対話から業務アプリケーションを開発/改善できるツールである。既存システムとの連携機能、アクセス制御などのセキュリティ機能、監査ログによるガバナンス機能などを標準で備え、業務システムの内製化を支援する(図1)。
図1:業務アプリケーションを生成AIとの対話だけで開発できるツール「Platio Canvas AI」のイメージ(出典:アステリア) 「基幹業務で使うアプリケーションには、既存システムとの連携、機密データを扱うためのセキュリティやアクセス制御、監査によるガバナンスといった要件がある。これらの要件を満たすことが難しいことから、生成AIによる開発は試作や個人利用にとどまりがちだった」(アステリア)
対してPlatio Canvas AIは、チャットでの対話を通じて、生成AIが要件定義、コード生成、データベースの構築、テスト、運用・改善までを担い、最短3分でWebブラウザベースの業務アプリを構築できるという。ビルド時のエラーも自動で検知・修復する。画面はレスポンシブデザインを採用しており、PCとモバイルでレイアウトを自動的に調整する。
構築したアプリの稼働基盤はAWSの東京リージョンで、高可用性、自動スケーリング、定期的なバックアップによる安定稼働、などの非機能要件を満たす。アプリとデータは他社と混在しない環境で管理され、ユーザーがアプリを利用するときは、IPアドレス制限やシングルサインオン(SSO)が可能で、独自ドメインも利用できる。
外部サービスとの連携は、APIとMCP(Model Context Protocol)を介して行い、「Slack」「Notion」「Figma」などとワンクリックで接続できる。データ連携ツール「ASTERIA Warp」向けの専用アダプタ(2026年10月提供予定)により、基幹システムを含む社内システムとのデータ連携も可能。
2026年10月には、社内に分散するデータを集約する機能「ナレッジDB」を標準機能として追加する(図2)。(1)PDFやOffice文書などのアップロード、(2)指定したWebサイトや社内ポータルのURLを自動で巡回・収集するクロール、(3)BoxやGoogle Drive、Slackなど、APIやMCPを介した外部サービスとの連携、(4)外部システムからPlatio Canvas AIのAPIを用いた一括登録、という4つの方法でデータを取り込める。
図2:社内に分散するデータを集約する機能「ナレッジDB」の概要(出典:アステリア)拡大画像表示
ナレッジDBに取り込んだデータは、検索した情報を基に生成AIが回答をつくるRAG(検索拡張生成)の基盤としても活用できる。問い合わせ対応の生成AIチャットボットや、社内規程・マニュアルの検索、営業・提案に関するナレッジ検索などの機能を業務アプリに組み込める。
構築したアプリは、品質をスコアリングして報告書にまとめる機能を持つ。バージョン管理機能も備えており、旧版への切り戻しも可能である。また、用途に応じて複数の生成AIモデルから適切なモデルを自動で選ぶこともできる。
プランは「Premium」と「Enterprise」の2種類。料金(税別)は、Premiumが月契約で月額11万円、年契約で月額10万円。Enterpriseが月契約で月額22万円、年契約で月額20万円。PremiumはAIクレジットが固定で、EnterpriseプランはAIクレジットを追加購入できる。
- 業務システム 2027年4月強制適用へ待ったなし、施行迫る「新リース会計基準」対応の勘所【IT Leaders特別編集版】
- 生成AI/AIエージェント 成否のカギは「データ基盤」に─生成AI時代のデータマネジメント【IT Leaders特別編集号】
- フィジカルAI AI/ロボット─Society 5.0に向けた社会実装が広がる【DIGITAL X/IT Leaders特別編集号】
- メールセキュリティ 導入のみならず運用時の“ポリシー上げ”が肝心[DMARC導入&運用の極意]【IT Leaders特別編集号】
- ゼロトラスト戦略 ランサムウェア、AI詐欺…最新脅威に抗するデジタル免疫力を![前提のゼロトラスト、不断のサイバーハイジーン]【IT Leaders特別編集号】
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
AIの真価は「今この瞬間」の感知にある。「Data Streaming Platform」で実現する「AI Ready Data」を解説
-
-
-
VDIの導入コストを抑制! コストコンシャスなエンタープライズクラスの仮想デスクトップ「Parallels RAS」とは
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-



