レノボ・ジャパンは2008年10月29日、サーバー市場に参入し、中小規模企業向けサーバー製品「ThinkServer」の提供を開始することを発表した。インテルCPU搭載のタワー型3モデルとラック型2モデル、計5モデルを用意。OSはMicrosoft Windows Serverおよびノベル社のSUSE Linux Enterprise Severに対応する。
レノボ・ジャパンはPCサーバーの管理ソフトウェアと、新しいサーバー環境に慣れるための90日間のトライアル・サービスも同時に提供し、安定したパフォーマンスと高度なストレージ技術を必要としながらもサーバー環境を管理する専任のITスタッフを持たない中小規模企業に、幅広いソリューションを提供したいとしている。
今回発表されたThinkServerラインアップのうち、「ThinkServer TS100 Tower」および「ThinkServer RS110 Rack」の2つのモデルは、電子メールやメッセージの送受信、ファイルの格納やWebサーバーとしての利用など、シンプルなアプリケーションを行う小規模企業向けサーバー(インテルCore 2 Duoプロセッサ、インテルXeonプロセッサ3000または3200を搭載)。
「ThinkServer TD100 Tower」、「ThinkServer TD100x Tower 」、「ThinkServer RD120 Rack」の3つのモデルは、基本的な機能に加え、仮想化やデータベース・アプリケーションなど、より高い負荷が求められる中規模企業向けサーバー(インテルXeonプロセッサ3000または5000を搭載)。
また、ThinkServer製品のセットアップ、更新、管理などの一連の操作用に設計された以下の管理ツールが含まれる。
- ThinkServer EasyStartup:サーバー環境のセットアップを支援する基本的なハードウェア設定ツール
- ThinkServer EasyUpdate:ドライバやファームウェアの更新状態を容易に識別し、ダウンロードやインストールを行う更新ツール
- ThinkServer EasyManage:ネットワーク上のサーバーのパフォーマンスを監視する管理ツール(レノボとLANDesk Softwareが共同で開発)
さらに、ThinkServerを初めて利用するユーザーには購入後90日間、無料でサポートを利用できる「ThinkPlus Priority Support」を提供し、ユーザーが導入後の疑問点や問題を解決して新しいサーバー環境にすばやく対応できるよう支援する。
レノボ・ジャパン
http://www.lenovo.com/jp/ja/
「ThinkServer」の製品詳細ページ
http://www.lenovo.com/jp/thinkserver/