[新製品・サービス]

マイクロソフト、System Center仮想化環境の運用管理を強化する2製品の提供を開始

2008年11月5日(水)IT Leaders編集部

マイクロソフトは2008年11月4日、仮想環境の運用管理機能を強化したSystem Center製品群から、新たに「Virtual Machine Manager 2008」および「Configuration Manager 2007 R2」を同日より提供開始すると発表した。

「Virtual Machine Manager 2008」は、統合的な仮想化環境管理ソリューション。Windows Server 2008 Hyper-V、Hyper-V Server 2008、およびVMwareの仮想化環境など、稼働する複数の仮想マシンを一元的に管理、展開する機能を提供し、リソースの最適化による物理サーバーの使用効率向上を実現する。

ライブラリに登録されたテンプレートをベースに、迅速な仮想マシンの展開、最適な配置決定を実現し、P2V(物理環境を仮想環境へ移行)、V2V(他社の仮想環境をWindows Server 2008 Hyper-Vの仮想環境へ移行)などを、ウイザードを利用して簡単に実施できる変換機能なども提供する。また、他のSystem Center製品との連携によって、仮想環境の監視や、構成管理、確実なバックアップと迅速な復元なども実現する。

また同社は、日立アドバンストサーバ「HA8000シリーズ」と、富士通PCサーバ「PRIMERGY」に、Windows Server 2008 Hyper-VとVirtual Machine Manager 2008をバンドルしたモデルを順次提供していく。

「Virtualization Manager 2008」は、11月4日より、ボリュームライセンスプログラム、OEMメーカー、販売代理店を通じて提供される(販売代理店は12月5日より)。

「Configuration Manager 2007 R2」は、企業内のIT資産・構成管理ソリューションを提供する。クライアント、サーバー、モバイルデバイスからハードウェアやソフトウェアの情報を収集し、そのインベントリと設定されたポリシーに基づいてソフトウェア配信・OS配信・セキュリティ更新モジュール配信などの機能を、物理と仮想の両環境に統合管理コンソールから提供し、包括的な構成管理を実現。

この新バージョンでは、特にアプリケーション仮想化ソフトウェアである「Microsoft Application Virtualization 4.5」との連携が強化されており、仮想化されたアプリケーションの配布や稼働状況を把握できる。
そのほかの機能強化点は、OS配信機能拡張、Microsoft Forefront Client Securityとの連携強化、レポーティング機能強化など。

Configuration Manager 2007は11月4日より、ボリュームライセンスプログラム、販売代理店を通じて提供される。

マイクロソフト
http://www.microsoft.com/japan/

Virtual Machine Manager 2008
http://www.microsoft.com/japan/systemcenter/scvmm/default.mspx

Configuration Manager
http://www.microsoft.com/japan/systemcenter/configmgr/default.mspx

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Microsoft / System Center / Hyper-V

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