トレンドマイクロは2009年8月3日、インターネットに潜む多種多様な脅威からクライアントPCとサーバを守る、小規模企業向け総合セキュリティソフトの新バージョン「Trend Microビジネスセキュリティ6.0」を同年9月1日より出荷開始すると発表した。
「Trend Microビジネスセキュリティ」は、セキュリティ専任担当者が不在の小規模企業でも、手間をかけずに最新のインターネット上の脅威から企業の情報資産を守ることができるように開発された総合セキュリティソフト。ウイルス対策・スパイウェア対策・フィッシング詐欺対策・迷惑メール対策・URLフィルタリング等の機能を1つの製品で提供し、クライアントPCとサーバの両方に導入することができる。
同製品は、ウイルス対策・スパイウェア対策として、トレンドマイクロが提供するクラウドサービスと企業内のクライアントPC/サーバが連携してウイルスやスパイウェアを検索する、「スマートスキャン」機能を搭載。同機能により、企業内のクライアントPC/サーバのセキュリティを最新の状態に保つことが可能。さらに、クライアントPC/サーバに配信するパターンファイルのサイズを約50%削減できる。さらに、各クライアントPCの負荷が少ないときにウイルス検索を行うスキャンパフォーマンスコントロールを搭載したことで、ウイルス検索時にユーザの業務に負荷をかけない軽快な使用感を実現する。
新たにURLフィルタリング機能を搭載したことで、業務上必要のないWebサイトへのアクセスを遮断できる。従来から備えているWebレピュテーション技術を用いた不正サイト接続ブロック機能を利用することで、フィッシング詐欺サイトやウイルス等が含まれるサイトへの接続もブロックし、増え続ける脅威に即時性のある対策を実現する。
同製品は、管理画面をより分かりやすく改善したことにより、社内のクライアントPC/サーバのウイルス感染状況や脆弱性の有無、あるいはライセンスの有効期限切れなど社内全体のセキュリティ状況を直感的に把握することができるようになった。
なお、同製品はWindows7 RC版に対応し、次世代OSであるWindows7にも対応予定。
同製品の価格は、ライセンス版(5~24ユーザー)が1ユーザーあたり初年度6,900円、2年目以降3450円。パッケージ版(5ユーザー)が初年度2万7,500円、2年目以降2万2,000円(すべて税別)。
同社は、同製品による今後1年間の販売目標を12億円としている。
トレンドマイクロ
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