インサイトテクノロジーは2009年9月1日、データベース監査ツールの新版「PISO 4.2」を同日より出荷開始すると発表した。 「PISO」は、情報資産の安全性を確保するためのデータベース監査ツール。データベースへのアクセスを記録し、不正アクセスを警告することで企業の情報資産を守る。また、監査証跡となるアクセスログの追跡、情報漏洩やデータ改ざんの防止機能を備え、監査に必要なレポートを生成する。
最新版「PISO 4.2」では、顧客から要望の多かったデータ管理機能の強化とパフォーマンスの向上およびPISO管理ユーザーの職務分掌の細かい設定が実現された。
データ管理機能の強化については、格納されるSQL文を圧縮することでマスターデータの肥大化の抑止を行いつつ、ディスクI/Oを軽減することでパフォーマンスの大幅な向上を実現。これにより、データセンターや大企業の基幹システムにも耐えうる大規模かつ複雑なシステム構成においてもPISOを利用することで適正なデータベース監査を行なうことが可能となった。職務分掌については、ログオンユーザープロファイル管理機能を搭載することで各企業の職務分掌や運用形態に合わせた細かいアカウント設定が可能となった。
また「PISO 4.2」は、Windows Server 2008に対応し、Windows Serverの旧バージョンからLinux、UNIXに至るまで全てのオープン系OSに対応した。
同製品の機能概要は以下のとおり。
- PISO ISM データ管理機能の向上
・格納されるSQL文を圧縮することでマスターデータの肥大化を抑止
・データメンテナンス機能の強化により、より効率的なデータ管理を実現 - ISM 全体のスループットの向上
・マスターデータ圧縮による蓄積処理のスループット向上
・大量のアクセスログに対する検索処理の最適化 - ログオンユーザープロファイル管理機能による職務分掌の実現
・アカウント毎に適切なロールを付与可能。これにより、各種操作の権限制御や管理可能なインスタンスの制御が可能 - 対応プラットフォームの追加
・Windows Server 2008に対応
同製品の価格は、最小構成で460万円~(税別)。
インサイトテクノロジー
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