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[市場動向]

サイボウズとマイクロソフト、グループウェア製品の開発・販売において業務提携

2009年9月28日(月)IT Leaders編集部

サイボウズとマイクロソフトは2009年9月28日、グループウェア製品の開発・提供において、業務提携を行うことで合意したと発表した。 提携の下、サイボウズは「Microsoft Office SharePoint Server」を開発プラットフォームとして、グループウェア「サイボウズOffice」 および「サイボウズガルーン」で培ったノウハウを融合させた新しいグループウェア製品をマイクロソフトの技術支援の下で開発し、2010年上半期中の提供を目指す。また、両社は共同で同提携により開発する新製品のマーケティングおよび販売活動を行う。

コラボレーションソフトの市場が多様化し手いる昨今、ソフトウェアにさまざまな要件が求められるようになり、昨今の経済状況を受け、企業経営において内部統制の強化や業務効率化によるコスト削減などが課題となっている。そうした背景を受け、両社は、それぞれが持つ強みを活かしてユーザーのニーズにより対応したグループウェア製品を開発・提供するために協業を検討していたという。

開発される新製品は、サイボウズがもつシンプルで使いやすいインターフェースと、マイクロソフトの内部統制に対応した強固な基盤を組み合わせることにより、より大規模なユーザーの要件に対応できるだけでなく、すでにSharePoint Serverを導入しているユーザーにも、カスタマイズに必要となるコストを削減しながら、より使いやすいアドオンのグループウェア製品を提供することが可能とあんる。SharePoint Server 2007への対応に加えて、次期製品であるSharePoint Server 2010やOffice 2010などのOffice製品との連携を強化した製品の開発など、今後もマイクロソフト製品をプラットフォームとした製品の開発が検討されている。

また両社は、共同マーケティング、販売に関して以下を発表した。

  1. 開発中の製品に関する情報提供:
    サイボウズは、製品のロードマップ、コンセプトやプロトタイプ画面など、開発中の製品に関するさまざまな情報を提供する「先行情報お届けサービス」を同日より開始。
  2. 共同での製品ニーズ ヒアリング:
    今回の開発に伴い、より多くのユーザーの声を製品に反映させるため、SharePoint Serverを利用中または導入予定のユーザー要望を共同でヒアリングし、製品に反映させていく。
  3. サイボウズに本協業のプロジェクトチームを設置:
    サイボウズに、本製品の開発・マーケティング・販売を推進するためのプロジェクトチームを設置。チームは販売責任者、製品企画担当者、開発責任者等を含む約20名の体制となる。
  4. マイクロソフト大手町テクノロジーセンターにおいて、ユーザーに共同でご提案:
    本製品の提供開始後、「マイクロソフト大手町テクノロジーセンター」(2009年10月開設)内のソリューション ショーケースの1つとして本製品を組み込み、ユーザーのニーズに沿ったソリューションを両社が共同で提案する。

同製品はサイボウズより提供される。また、大規模企業、中堅企業などでのコラボレーション市場でのシェア拡大を目標に、共同での製品プロモーションや両社で連携した販売活動が実施される予定。サイボウズは、製品リリース後3年間で大規模企業を中心に100社への導入を目標とする。

サイボウズ
http://cybozu.co.jp/

マイクロソフト
http://www.microsoft.com/japan/

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サイボウズ / Microsoft / グループウェア / 協業・提携 / SharePoint

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